秋季リーグ最終戦 接戦制し慶大にストレート勝ち/秋季関東大学1部リーグ戦

2023.10.30

 秋季リーグ最終戦は慶大と対戦。第1、2セットはデュースまでもつれ込む接戦となるも、無事明大が制し一歩リードする。勢いに乗った明大は、点差を付け第3セットも奪取。秋季リーグをストレート勝ちで閉幕した。

 

◆9・9~10・29 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

▼10・29 対慶大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)

○明大3{28―26、26―24、25―19}0慶大

 

<スターティングメンバー>(ローテンション順)

S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)

 

 前日の専大戦でストレート負けを喫した明大。「昨日負けてしまってプレッシャーがあった」(近藤)。そんな中、慶大との最終戦に臨んだ。第1セットでは、序盤から坂本が2本のサービスエースを決めるなど好スタートを切る。黒澤、佐々木らの攻撃で得点を重ね、17―11と大きくリード。流れは完全に明大が握ったと思われたが、慶大も徐々に追い上げを見せる。相手の攻撃に押され、5連続得点を許すとついに逆転され23―24に。1セット目を先取されそうになるも、明大も粘り強く戦い、ゲームはデュースにまでもつれ込む。接戦の場面で光ったのは岡本のアタック。「近藤が打ちきれるトスを供給してくれたので、あとは決めるだけだった」(岡本)と28―26で第1セットを先取した。

 

 この流れに乗り、挑んだ第2セット。しかし慶大も意地を見せ、両チーム譲らない展開となった。終盤、明大が一歩リードするも慶大も負けじと得点し追いつく。再びデュースまでもつれるが最後は明大が制し、勝利に王手をかけた。3セット目は、序盤から明大がゲームの主導権を握った。スパイクもブロックも勢いに乗り6連続得点を決めると、大きく点差を離す。「自分たちの流れでできてよかった」(岡本)と25―19でセットを奪い、秋季リーグ最終戦をストレート勝ちで飾った。

 

 秋季リーグ戦を終え、次は全日本大学選手権(以下、全カレ)へ挑む。去年、一昨年と満足する結果を残せていない明大。「一戦一戦集中して明治の空気を作って勝てるように」(武田)。これまでの集大成を発揮し、全カレでの上位進出を目指す。

 

[坂内咲月]

 

試合後のコメント

武田

――秋季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「春に比べて格上のチームを倒していることはすごい収穫だと思います。しかし、勝っているけれど緩いゲームをしてしまったし、相手に合わせてしまう雰囲気を直さないといけないと思います」

 

岡本

――チームとしての課題を教えてください。

 「サーブとブロックとそこからの切り返しができれば、取れる得点も多いと思います。サーブからバレーは始まるのでサーブを磨いていきたいです」

 

坂本

――全カレに向けて修正したい部分はありますか。

 「切り返しの部分と、サーブで崩せる展開を作れるように修正していかないといけないなと思います」

 

近藤

――第1セット終盤で追いつかれた原因は何でしょうか。

 「自分たちが押されるパターンとしてキャッチが乱れてそこから展開ができず引きずってしまうところが原因だと思います。自分のトスが割れているのでしっかり丁寧に上げたいです」