
リーグ戦第18節 早大にリベンジ許す/関東大学1部リーグ戦
今試合を含めリーグ戦も残り2試合。相手である早大には1次リーグ初戦で白星を挙げている。第1Qで点差を作るが、第2Qで攻めあぐね早大を追いかける展開に。後半で好機を伺うが、相手を攻略できず59―65で敗戦となった。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)
▼10・28 対早大2回戦(東海大湘南キャンパス)
明大59{18―11、5―14、23―25、13―15}65早大◯
スターターは、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、PG森田稀羅(営1=北陸学院)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経1=土浦日大)。
自動降格、入替戦の回避を賭けて残り2試合を戦う。試合序盤、鬼澤、塚田の2連続得点を皮切りにリズムよく攻撃を仕掛けていく。ディフェンスでミスを誘い、速攻でシュートを決め切るという理想のゲーム展開を見せた。第1Q残り3分まで明大の得点が15に対し、相手の得点はわずか2点。「出だしはすごく良かった。 元々準備してきたものが、相手にハマったりだとか、そういうのがあったのが良かった」(千葉天斗・法2=仙台大明成)。まさに最高のスタートを切った。好調を見せた第1Qとは打って変わり、第2Qでは得点が停滞してしまう。早大のディフェンスに苦戦を強いられ、勢いが完全に止まる。リードはあっという間にひっくり返され、2点のリードを許し23―25で前半を折り返した。
続く第3Q、まずは相手が2連続で3Pシュートを決める。それでも越田がフリースローを2本沈め、さらに森田の3Pシュート、塚田のリバウンドシュートなどで得点を稼ぎ、流れを渡すまいと明大も積極的なプレーを見せた。速い展開で試合が進み、一進一退の攻防戦に。一時、結城智史(営4=土浦日大)のシュートにより2点のリードを奪い返したものの、第3Q終了の合図とともに相手が3Pシュートを決め、46―50と4点のビハインドで最終Qへ。第4Q開始後千葉がシュートを決めると、続いて伊藤もリバウンドからのシュートを決める。さらに田邉からの鋭いパスを受けた伊藤が再び強気でゴールに向かい、バスケットカウント。フリースローも決め切り計3点分の働きをしてチームを盛り上げた。しかし残り26秒で田邉が5ファウルにより無念の退場。その後相手がミドルシュートを決めると、残り15秒時点で59―65と、相手に6点のリードを許してしまう。明大はすかさずタイムアウトを取るも、その後攻め切ることができず、点差が変わらぬまま悔しい結果で試合が終了した。
「気持ちの差が出てしまったと思う」と結城は今試合を振り返る。「入りはうちのリズムでできたと思うけど、そこから相手に修正されて、こっちの立て直しが効かなくなってしまい、最終的にこういう終わり方になってしまったと思う」(結城)。残す試合は1試合。相手は1次リーグで明大が勝利を収めた江戸川大だ。「できるだけのことをやって、しっかりと勝って自動降格を回避できるように頑張りたい」(千葉)。入替戦回避のためにも何とか勝ち切りたい大事な一戦。勝利に飢えた明大の活躍に期待がかかる。
[小原愛、清水優芽]
試合後のコメント
結城
――今試合の相手である早大はいかがでしたか。
「他のチームはあまりしてこないオールスイッチのディフェンスだったので、こっちも攻め方を変えていて、それが第1Qはうまくいったんですけど、その後あまりシュートが入らなくなってしまいました。それのせいでこっちのディフェンスも足が止まっちゃったのかなと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「明日しっかり勝てば、相手チームの勝敗次第で入替戦もなくなるので、明日はしっかり勝って、個人的にも4年生で最後のリーグ戦なので有終の美を収めてインカレに弾みをつけたいと思います。自分の仕事をきちんとして明日はチームを勝たせられるようにしたいと思います」
千葉
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「シュートも当たっていて、調子いい部分もあったんですけど、やっぱり、ディフェンスでエラーを起こしたりとか、そういう風なところで、もうちょっと(後に交代する人に)いいつなぎ方ができたかなっていう風に思います」
――シュートが入らない時間帯に話したことを教えてください。
「ディフェンスは、よく守れていたんで、オフェンスはシュートが入っていなかったんですけど、やり続けようっていう風に話をしてました」
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