秋季リーグ10戦目 エース止められず専大にストレート負け/秋季関東大学1部リーグ戦

2023.10.28

  秋季関東大学1部リーグ10戦目は専大との対戦。日本代表の甲斐優斗(専大)の強烈なスパイクをしのげず、試合を通して先行できなかった。流れをつかめないまま悔しいストレート負けとなった。

 

◆9・9~10・29 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

▼10・28 対専大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)

明大0{18―25、21―25、21―25}3専大〇

 

<スターティングメンバー>(ローテンション順)

S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)

 

第3セット

黒澤⇄山田美雄(政経2=東福岡)

 

 甲斐のノータッチエースから始まった第1セット。坂本と黒澤のスパイクが連続でシャットアウトされ、3連続得点を許してしまう。逆転したいところだったが、サイドアウトを取れずどんどん突き放される。最後は3枚ブロックを抜かれ、18―25の大差でセットを献上した。5点差で先行された第2セット。中盤に岡本と前嶋悠仁(法2=日本航空)、黒澤と山田の2枚替えで巻き返しを図る。山田を囮に使った佐々木のスパイクが決まり得点を量産。しかし流れをつかみ切れず、点差を詰められないままこのセットも落とした。

 

 後がなくなった第3セット。この日何度目かのサービスエースで3連続得点を許すと、明大はたまらずタイムアウトを要求。タイムアウト明け、強サーブに乱されつつも、佐々木がスパイクを決めセットカウントは9―11に。その後はサイドアウトを取りあう展開となり、セット終盤へ。武田がパンケーキレシーブでボールをつなぐなど健闘するも、序盤につけられた差を埋められず21―25で試合終了。ストレート負けを喫した。

 

 相手のエース・甲斐に対して「ディフェンスのシフトを変えれば良かったかなと思う」(武田)と、悔しさが残る試合となった。明日の秋季リーグ最終戦・慶大戦は「絶対勝って上位を勝ち取りたい」(坂本)。明日も負けられない戦いとなる。

 

[上原朋子]

 

試合後のコメント

武田

――今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「締まりがない出だしになってしまったし、どこかで立て直すとかもできなかったし、淡々とやる感じの雰囲気に飲まれちゃったかなと思います。課題もなかなか見つからないようなぐだぐだな試合になってしまいました」

 

――立て直せなかった理由は何でしょうか。

 「自分たちで雰囲気をつくれなかったのが一番です。サイドアウトを取れずに簡単にあっちに決められて、こっちも流れをつかみづらいし、声も出していなかったので悪循環になってしまいました」

 

金田

――相手に日本代表のエースがいましたが、そこに対してはどんな対策を立てていましたか。

 「ある程度上から打たれるのは仕方ないので、そこは割り切って、トスが割れた時や、相手が打点下がった時にしっかりワンタッチ取るのと、相手のボールを拾って切り返すというのをチーム全体の意識としてやっていました」

 

坂本

――下級生が多くコートに入っていましたが、上級生として何か意識したことありますか。

 「『プレッシャーを感じずに伸び伸びしろ』って言って、伸び伸びしてくれました。まだましな結果だったかなと思います」

 

佐々木

――ご自身のプレーはいかがでしたか。

 「今日はコンディションが良かったです。自分のプレーに点数をつけるなら80点くらいです。いつも以上にスパイクのコースの幅が広がっていたと思います」