
山梨学大に勝利 2巡目二つ目の白星へ/関東大学1部リーグ戦
2巡目4戦目の相手は山梨学大。1巡目では惜しくも敗れた相手だが、リーグ戦最終順位のためにも点差をつけて勝ちたい相手だ。前半、強固なディフェンスでチャンスを作り出して相手から大きくリードする形に。後半は、相手の3Pシュートで点差を詰められる場面もあったが、18点差で白星を挙げた。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)
▼10・22 対山梨学大2回戦(筑波大)
〇明大90{13―12、33―6、26―26、18―28}72山梨学大
スターターは、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経1=開志国際)、PF塚田大聖(政経1=土浦日大)
明大の粘り強いディフェンスが光った1戦だった。序盤から相手の動きを封じ、得点のチャンスを作る。明大ボールから始まった第1Qは、ディフェンスでプレッシャーを与え、相手を抑えつつしっかりと得点を重ねる展開に。一方相手は得意とする3Pシュートで点を取ってきたものの、明大が1点リードする形で第1Qを終えた。第2Qからは、オフェンスもかみ合い、完全に明大が勢いに乗った。PF結城智史(営4=土浦日大)とPG森田稀羅(営1=北陸学院)により3連続得点を決める明大。「(ディフェンスでは)山梨学大のエースをしっかり止めて、自分たちのオフェンスができた」(武藤)。ベンチの声も次第に大きくなり、明大が試合を掌握していた。山梨学大がタイムアウトで流れを切ろうとするが、明大は止まらない。タイムアウト明け、武藤、塚田、平松による3連続3Pシュートが決まる。ディフェンスの強度も落ちることなく、相手のショットクロックの時間がなくなることも。第2Qでは相手を突き放し「入りからいい感じ」(森田)で前半を終えた。
後半は、相手の3Pシュートで点差を詰められる。けれども、明大は流れを渡すことはない。第3Qの残り時間4分ごろ、SF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)による2連続の3Pシュートが決まる。前半でつかんだ流れを離さずに第3Qを終えると一変、第4Qでは相手の猛追撃が始まった。相手エースは変わらず抑えられたものの、3Pシュートを得意とする選手にボールが集められ、続々と打たれてしまう。「ああいうタフショットは仕方ない」(森田)ものの「しっかりシュートチェックやろう」(森田)とプレッシャーを与える方向に切り替えることで、終盤はシュートを抑えることに成功。前半での点差から縮められはしたものの、追いつかせずに勝利を果たした。
課題である前半を克服した上に「絶対14点差以上では勝とう」(森田)という目標を達成した。1年生の試合出場も多く見られたが、「上級生たちも、自分たち1年生のことを結構サポートしてくれているのでいいチーム環境」(武藤)と、変わりゆく環境下でも揺るがない強さを見せた明大。残りわずかな試合も勝ち続ける姿に期待だ。
[中川美怜]
試合後のコメント
森田
――前半がよかった原因は何ですか。
「やはりその相手のエースの67番の3Pシュートを消すというところと、しっかり前の時はリバウンド結構やられてしまったので、そこをボックスアウトして周り全員でリバウンド取るっていうことをしっかり意識してできていたのが要因だと思います」
――今日の試合で良かった点と反省点を教えてください。
「良かった点は、やっぱ入りの強度がすごく高くてそれが後半まで続いていたというのがすごく良かったと思います。反省点は最後の相手の3Pシュートですね。もうしょうがないですけど、しょうがないで終わらせてしまったらだめだと思うので、そういうのをしっかり、もっと練習から徹底的にシュートチェックとか意識してやっていこうと思います」
武藤
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「前半から自分たちのいいペースで試合運びができていたと思います。 元々試合の入りというのは自分たちの課題でしたけど、今日はその課題がちゃんと修正できて、いい入りができたので、後半点差をつけて勝つことができたかなと思います」
――何か対策してきたことがあれば教えてください。
「1巡目と同じで、エースの選手にずっとフェイスガードという、見つめ合いながらずっとディフェンスについて、あとは他のガード陣をしっかり止めるっていう対策をしていました」
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