明大止まらず5連勝! 勝負強さを見せつける/関東大学1部リーグ戦

2023.10.23

 第18節はAGFフィールドで法大と対戦。明大は開始2分に先制するも、その後は法大に押し込まれる展開に。しかし、86分に太田のゴールで引き離す。終了間際にPKで失点を許すが、最後は逃げ切る形で試合終了。最終スコア2-1で勝利し、明大は2位へ順位を上げる。

 

 「明法戦」と称される伝統の一戦。リーグ連覇を目指す明大にとって負けは許されない。試合が開始すると、ボールを保持したのは明大。前半2分に左サイドでスルーパスに熊取谷が反応し、クロスを上げる。そこにリーグ戦スタメン復帰を果たした真鍋が頭で合わせ、先制に成功。「ゴールという結果を残せたのは素直にうれしい」(真鍋)。ケガ明け後復活の得点となった。そこからは防戦一方の展開となり、連続でシュートを浴びるが守護神・上林の連続スーパーセーブで防ぎ切り前半を終える。

 

(写真:ガッツポーズを決める太田)

 後半が始まると再び法大ペースで試合が進む。法大がボールを握り、明大がカウンターを狙い続ける形に。しかし、明大は太田と真鍋がロングボールを収め、チャンスをつくり出す。そして86分、太田自身が獲得したコーナーのこぼれ球を太田が左足で流し込み、追加点を挙げる。「守備陣が頑張ってくれて、攻撃では仕留めるところを仕留めることができた」(太田)。92分にPKを献上し失点を許すも、そのまま逃げ切り2―1で試合終了。明大はこれで5連勝、リーグ2位へと浮上した。

 

(写真:試合後の選手たち)

 「勝ち点3を積み重ねることに集中している」(栗田大輔監督)。明大は5連勝で首位を走る筑波大まであと一歩のところまで上り詰めた。「明治の底力をこの先も見せ続けたい」(栗田監督)。次節は前回の対戦で苦戦を強いられた国士大。何としても勝ち点を奪わなければならない。着実に白星を獲得し、最終節で筑波大との直接対決を迎えたい。

 

[岩田英佑]

 

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