秋季リーグ8戦目 高いブロックに苦しみ順大にストレート負け/秋季関東大学1部リーグ戦

2023.10.21

 秋季関東大学1部リーグ戦(以下、秋季リーグ戦)8戦目は順大と対戦した。金田と黒澤のクイックを中心に攻め込むも、順大の高いブロックと強いサーブに苦戦。流れをつかみ切れないままストレート負けを喫した。

◆9・9~10・29 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

▼10・20 対順大戦(会場名非公開)

明大0{20―25、20―25、23―25}3順大

 

<スターティングメンバー>(ローテンション順)

S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)

 

第3セット

佐々木⇄前嶋悠仁(法2=日本航空)

 

 ブレークを許してしまうことが多く、序盤から7点差で先行される苦しい展開。クイックで状況打破を試みるも、順大の高いブロックに苦戦してしまう。「順大はブロックとディグの関係ができているディフェンスのいいチーム」(近藤)。最後まで点差を詰められず、20-25で第1セットを献上した。佐々木のスパイクから始まった第2セット。武田のスーパーレシーブでつなぎ、黒澤のスパイクで長いラリーを制した。しかし効果的なサーブを入れてくる順大に対し、サーブミスが目立つ明大。タイムアウト明けも悪い流れを断ち切ることができず、7連続得点を許してしまう。またしても点差を詰めることはかなわず、このセットも落としてしまう。

 

 後がなくなった第3セット。第1、2セットとは違い、ブレークすることが多く先行する展開となる。金田を囮にした前嶋のスパイクでセットカウントは7-4。その後も終盤まで明大リードで試合が進んだ。しかしスパイクが3枚ブロックに捕まったり、アウトになったりするなどでなかなかサイドアウトが取れず。「受け身になる形が多く、なかなか攻められなかった」(武田)。6連続得点を許し、最後の逆転でこのセットも奪われてしまった。

 

 目標としている4位以内に向け、これ以上負けをつけたくない明大。次の筑波戦では「自分たちのバレーができれば勝てると思うので、序盤で自分たちの流れをつくり、絶対に勝ちたい」(近藤)。目標達成に向け、負けられない戦いが続く。

 

[上原朋子]

 

試合後のコメント

武田

――試合を振り返ってみていかがでしょうか。

 「何かやられたわけではないですが、何かできたこともないので、あまり内容のない試合になってしまいました」

 

近藤

――試合を振り返ってみていかがでしょうか。

 「特に自分たちが悪かったわけではないんですけど、相手に押された部分があり、自分たちのリズムに持っていくことができなくてきつい試合でした」

 

――強いサーブを打ってくる相手だったと思いますが、サーブからの切り返しはいかがでしたか。

 「いいサーブが入ってきて崩されて、そこからの自分のトスから展開ができませんでした。崩れたところからもっと丁寧に速いバレーを展開できていたら結果は変わっていたかもしれません」