
立ち上がりに4失点 ファーストリーグ全勝ならず/関東大学リーグ戦
無傷の6連勝で迎えたファーストリーグ最終戦。東洋大との一戦は第1Pに4失点と苦しい立ち上がりとなった。第2PにはDF成瀬翼(商3=埼玉栄)がシュートを決めるもその後は相手の堅い守りを崩せず。序盤の失点が響きファーストリーグ全勝とはならなかった。
◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼10・15 対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
明大1{0―4、1―0、0―0}4東洋大○
「どんどんチャレンジして、入りを集中して守ろう(FW丸山詳真主将・商4=北海道清水)」と臨んだ強豪・東洋大戦。しかし第1P開始直後、相手ゴール前からのロングパスが通ってしまい、そのまま一人飛び出した選手にシュートを決められてしまう。オフサイドの疑惑があったものの、ゴールの判定は覆ることなく幸先の悪い滑り出しに。その後もパックが明大の選手に当たり、軌道が変わっての失点や緩いシュートにブロックのタイミングが合わずに決められるなどと、不運な形での失点が重なり0―4と苦しい立ち上がりとなった。
流れを変えるべく臨んだ第2P。しかし開始4分に明大の選手2人がペナルティを受け3人対5人と数的不利なキルプレーに。それでも「(ファーストリーグを通して)我慢しないといけない時間帯で守れている場面が多かった」(丸山)と守りに集中しピンチを乗り切った。徐々に流れをつかみ始めた明大。6分には「完全にパスが来ると読んでいた」(成瀬)と中盤で相手のパスをカットした成瀬がシュートを放ち、得点を挙げた。その後9分には、FW井口藍仁(商2=埼玉栄)が1人でパックを持って抜け出し決定機をつくる。シュート動作に入った際に相手選手に妨害されたため、キーパーとの1対1になるペナルティショットを獲得。相手を揺さぶりながらゴール前へ近づくもブロックされてしまい得点には結び付かず。17分にも5人対3人と数的有利となるも相手の堅い守りを崩せず、またしても得点できなかった。
「今日は途中出場で入りが難しかったけれど、その中でしっかりと0点で抑えることができて良かった(GK渡邊周・文3=武修館)」。第2Pから途中出場をした渡邊を筆頭に中盤以降は堅実な守りを見せ0点に抑えた明大。しかし攻撃面では合計34本のシュートを放つも、1得点となかなかゴールが遠い試合となった。「ファーストリーグで身に付いた自信や修正点を意識しながら、 次のセカンドリーグは全勝し、ファイナルリーグにつなげられるように毎試合頑張りたい」(丸山)。課題である立ち上がりを改善し、セカンドリーグに臨む。
[阿部倖明]
試合後のコメント
丸山
――第2Pから攻める時間が多くなりました。
「第2P以降は自分たちのプレーができました。相手よりも動けていたり、チャンスメイクできていた場面は自分たちの方が多かったので、みんな自信を持てたと思います。第1Pでの失点がなければ、60分通して自分たちが勝っている部分が多いということに気付けたと思うので、そこはすごく良かったです」
――今日改めて感じた東洋大の強さ、今後勝つために必要なことはありますか。
「(東洋大は)第1Pの勢いや立ち上がりのアグレッシブさが持ち味です。今後、勝つためにはその序盤からしっかり対応していく必要があるなと思います」
成瀬
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「第1Pの立ち上がりと、全体的にペナルティが多く、試合を優位に進められなかったです。最初の10分以内は0点で行こうって話していましたが、2点をポンポンと取られてしまいました。それが良くなかったと思います」
――今日の課題や収穫はありますか。
「今日の課題は立ち上がりの入り方です。まだファーストリーグで勝敗には関係ないけれど、次のセカンドリーグでは勝ち点が関わってくるので、試合への入り方をどの相手でもしっかりとやっていけたらと思います」
渡邊周
――東洋大相手に何か対策や意識していたことはありましたか。
「特に対策などはないですが、以前に出た試合(大東大戦)で失点してしまい、少し悔しい気持ちがあったので気持ちだけつくって挑みました。その試合でも入りが悪かったので、試合前の準備を意識して、睡眠や食事に気を遣って過ごしました」
――ご自身の印象に残ったプレーはありますか。
「キルプレーが第3Pでも何回かありましたが、そこを守り切れたこと、それに加えて相手選手と1対1の場面でしっかりとキャッチングで取れたことは良かったです」
井口
――ペナルティショットではどのようなことを考えていましたか。
「PS(ペナルティショット)は苦手で、あまりやりたくなかったんですけど、あそこで決めていれば流れも違ったと思うので反省しています」
――ファーストリーグ全体を振り返っていかがでしたか。
「東洋大戦以外はFW陣が得点を取れていたと思うので、このまま継続したいです」
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