
太田が止まらない!! 4連勝で3位浮上/関東大学1部リーグ戦
第17節は敵地で日大と対戦。試合は20分に先制を許すも、39分に太田の4試合連続ゴールで追い付く。後半は開始直後に失点するも、太田のハットトリック達成と中村の2ゴールで相手を突き放した。合計スコア5―3で勝利を収め、今季初の4連勝で3位に浮上した。
第17節、4位に浮上した明大の相手は4連勝中で波に乗る3位・日大。勝ち点1差で追う中での6ポイントゲームとなった。前期は第10節、西が丘に相手を迎えスコアレスドローに終わっている。また、日大のこれまでの総失点数はリーグ最少の16失点。さらに明大はそれに次ぐ18失点と、ロースコアが予想された。しかし、実際は激しい打ち合いが繰り広げられる展開に。
(写真:大学初のハットトリックを達成した太田)
序盤は「セカンドボールが拾えずに、相手のペースで試合が進んでいった」(木内)。20分、中盤でのミスから右サイドを崩されると、ファーサイドに届いたクロスボールを折り返される。それをゴール前中央にいた選手に押し込まれ先制を許した。それでも徐々に決定機が生まれ始めた39分、伊達のロングボールを収めた太田が技アリのシュート、4試合連続ゴールで同点に追い付く。ただ「自分たちのやりたいサッカーっていうのはできていなかった」(小澤)と、不安を残して前半を終えた。
(写真:2G1Aと中村は今節も安定した活躍ぶり)
後半も立ち上がりにつまずき、11分に相手の追加点を許す。しかし直後の14分、木内のロングボールを収めた中村がスルーパス。それを収めた太田が冷静に流し込み、再び同点に。そして流れが完全に明大へ傾いた26分、中村のゴールで逆転に成功する。そして直後に太田のゴールで点差を広げた。これが太田の大学初のハットトリック達成。「FWとして率直に嬉しいけれど、チームの勝利に貢献できたことが一番うれしい」(太田)と振り返った。30分にPKからの失点を許すも、34分に中村がダメ押しの追加点を沈め勝負あり。修正力が実を結び合計5―3で今季初の4連勝、そして3位浮上を果たした。
(写真:豊富な運動量で中盤を支えた木内)
次節は第18節、AGFフィールドにて法大との一戦だ。勝利を重ねる明大は、首位・筑波大との勝ち点差が6に縮まっている。それでも明大は「追うだけの立場。とにかく勝ち点3を積み上げて、インカレ(以下、全日本大学選手権)の出場権を取るということが、僕らのやること。そこを一試合一試合、残りの公式戦をきちっと勝ち取る、そこに尽きる」(栗田大輔監督)。〝アレ〟は二の次、あくまで〝最大勝ち点46〟を目指すのみ。白星をひたすら貪欲に、最後まで連勝街道を突き進め。
[長崎昇太]
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