
男子フルーレ個人 堀部が主将の意地見せベスト8/関東学生選手権
5日間にわたった関東学生選手権(以下、関カレ)が閉幕した。最終日に行われた男子フルーレ個人戦では、堀部聖太主将(政経3=岩国工業)、菊元雪(営1=龍谷大平安)、髙橋康希(理工1=横浜商科大)が出場。ルーキーが2回戦で敗退する中で順調に勝ち進んだ堀部は、昨年度同様ベスト8という結果となった。
◆10・3~4、10〜12 第75回関東学生選手権(駒沢体育館)
▼男子フルーレ個人
堀部――ベスト8
高橋――44位
菊元――54位
主将としての意地を見せた。ルーキーたちが予選プールを通過し迎えた決勝トーナメント。シードとして2回戦から登場した1年生の菊元と高橋は、同じくシードとして登場した強敵相手に果敢に攻めに行くが、惜しくも敗れ2回戦敗退となった。そんな中、第4シードとして2回戦から登場した堀部は、初戦を15―4で難なく勝利する。続く3回戦の相手は、フルーレ強豪校として知られる法大の選手。試合は両者点を取り合う展開に。しかしそこでも堀部は鋭いアタックと巧みな剣さばきで主導権を握り、15―11で勝利しベスト16へ勝ち上がる。
あと一歩届かなかった。準々決勝は、2回戦で菊元を破った因縁の相手との一戦。「菊元くんが負けたから僕が勝ちたい」とより一層気合いも入る。序盤は堀部が連続ポイントを挙げリードを握るも、徐々に相手も追いついてくる。なんとかリードを握っていたが、ついに7―7の同点に。そこから6連続でポイントを取られるなど相手の猛攻を受けてしまう。もう一度リードを奪い返したい堀部だが「疲れがくる中で、相手の方が一本上手だった」。相手の流れに逆らうことができず、ベスト8という結果で今大会を終えることとなった。
だが今大会は終わりではなく、あくまで通過点に過ぎない。今大会の全日程を終えた結果、男子フルーレ団体をはじめ、個人でも多くの選手が全日本学生選手権(以下、インカレ)の出場権を獲得。来月に待ち構えるインカレに向けて「この悔しさをインカレで晴らせるように」(堀部)と選手たちはさらなる闘志をのぞかせる。
[下元天花]
試合後のコメント
堀部
――個人戦全体を振り返っていかがですか。
「昨日まで国体があったのですが、3回戦まではそこで得た反省を生かしてしっかりプレーできたなと思います。準々決勝では途中から疲れが出て頭が回らなくなってしまい負けてしまったので、もっと体力をつけないとなと思います」
――団体戦からここまで強化してきたことを教えてください。
「今までは攻撃をぎりぎりまで追い詰めて打ち込むのではなくすぐに打ってしまい、相手に動きを読まれて届かなかったという感じが多くて苦戦していました。しかし今日はしっかり後ろまで追い詰めて打ち込んだり、追い込まなくても攻撃の仕方をいろいろ使い分けたりすることができました」
――今回、団体個人で共にベスト8という結果ですがいかがですか。
「この悔しさインカレで晴らせるように残り1カ月頑張りたいと思います」
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