
怒涛の追い上げで大逆転勝利 リーグ戦2連勝を飾る/関東大学1部リーグ戦
連戦2日目は拓大と対戦。第3Qまで流れをつかめず、点差は20点以上開いていた。しかし最終Q、明大が反撃を開始する。度重なるタイムアウトでも集中力を切らさず、勢いに乗って一気に点差をひっくり返すと逆転勝利を果たした。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)
▼10・8 対拓大戦(アダストリアみとアリーナ)
〇明大82{10-24、11-17、15-19、46-14}74拓大
スターターはPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF武藤俊太朗(政経1=開志国際)、PF鬼澤伸太郎(国際1=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経1=土浦日大)。
江戸川大との激闘から一夜明け、迎えた今試合の相手は拓大。前日の勢いとは裏腹に得点が伸びず、前半は苦しい時間が続いた。ゲームの主導権を完全に握られ、明大は成すすべなし。第1Qの得点はわずか10点と、厳しい滑り出しとなった。第2Qもオフェンスのリズムが作れず苦戦を強いられる。「相手が得意とすることをやらせてしまった」(田邉太一・情コミ4=福岡大大濠)ことで瞬く間に点差は広がっていき、21―41で前半が終了。20点という半ば絶望的なビハインドを負い、後半に突入した。
後半は明大の意地を見せた。第3Q終盤からオールコートディフェンスが効き始め、徐々に相手のペースを崩していく。明確に得点には結びつかなかったが、決死のディフェンスが試合の空気を変えた。そして迎えた第4Q。田邉のフリースローを皮切りに明大の反撃が始まる。外も中もバランスよく攻め込むことで相手を翻弄し得点を重ねていく。塚田と越田の連続3Pシュートで5点差まで迫るとさらに勢いづき、ついに逆転。最後まで得点の嵐は止まず、見事82-74で勝利を収めた。
最終Qだけで46得点と、異例のハイスコアで大逆転を果たした。主将としてチームを支えた田邉は「ギャンブルみたいにうまくいったとは思っていない。ちゃんと自分たちの実力が出せた結果」と振り返る。流れが悪い中でも粘り続ければ、最後に点差を覆せることを証明した試合となった。1次リーグ最終戦である次戦の相手は神大。勢いそのままに、我慢強いバスケットで勝利をつかみ取ってくれるはずだ。
[尾﨑陽菜]
試合後のコメント
田邉
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「苦しい時間が続いたのですが、後半、特に4ピリまでしっかり我慢して(やり切れました)。正直できすぎているところはあったのですが、そこはしっかり自信を持ってこれからの試合にも臨んでいけたらいいなと思います」
――反省点はありますか。
「やはり前半の入りのところで離されてしまったので、逆転できたというのはとても良かったと思いますが、そもそも20点差をつけられたことは逆に課題だと思います。明日の神大は40分通して頑張ってくるチームで前半(点差を)離されてしまうときついので、しっかりそこは修正したいと思います」
Powered by Froala Editor
関連記事
RELATED ENTRIES