
破竹の10連勝 一段と増す盛り上がり/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
ここまで全勝中の明大は、国際武道大と対戦。前半は付かず離れずの展開で、わずかにリードして後半に折り返した。すると第3Qには多彩な攻撃で一気に流れを引き寄せる。第4Qに入っても攻守で粘り強さを見せ、72―50で勝利し、リーグ戦の連勝を10に伸ばした。
◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)
▼10・8 対国際武道大戦(明学大白金キャンパス)
〇明大72{18-9、16-19、22-13、16-9}50国際武道大
スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。
リーグ戦10戦目の相手は国際武道大。前回の対戦では安定した試合運びで勝利したが「自分たちの弱いところを淡々と突いてくる印象がある」(沖)と、対策を講じて臨んだ。第1Qは後藤の3Pシュートを皮切りに7連続得点で勢いに乗る。また、神山のロングパスからSF唐登ゆきの(文3=八王子学園八王子)がレイアップを沈めるなど着々と点差を広げた。しかし第2Qは、身長差のミスマッチを突いた相手のオフェンスに苦しんだ。「点差を離せそうで離せず、流れに乗り切れない時間が続いた」(唐登)と、リードは保ったものの点差は縮められ、34―28で前半を終える。
迎えた後半は順調に得点を重ねてペースをつかんだ。「神山、新林がオフェンスのリズムを整えてくれる」(沖)。攻撃の起点となる両選手が速攻やスペースをうまく使い、連続得点で主導権を握る。第4Qに入ってもPF尾崎理咲(理工1=東京成徳大学)がオフェンスリバウンドで躍動するなど、攻守において球際の強さが光った。後半に勢いを取り戻した明大は、72―50で見事リーグ戦10連勝を飾った。
リーグ戦無敗を続ける明大は、試合を重ねるごとにチームの雰囲気も高まっている。「みんなとても仲が良いところがこのチームのいいところ」(唐登)。試合前やハーフタイムの円陣では会場に響き渡る声でチームが一層盛り上がり、試合中もベンチから大きな声援が飛び交う。次戦は玉川大との一戦。チームの結束力が連勝の勢いをさらに加速させてくれるに違いない。
[橋本太陽]
試合後のコメント
沖
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「内容としてはあまり良くなかったです。それでもリーグ戦で勝ちをしっかり取れたことは良かったと思います」
――次の試合までに改善したい点はありますか。
「点数がなかなか取れずに足が止まってしまった場面があるので、そういう時にうまくリズムが作れるように自分たちでもっとコミュニケーションをとっていきたいです」
唐登
――途中交代で入るときに心掛けていることはありますか。
「自分はマイボールになった時に絶対に前を走ることを意識していて、自分にボールが入らなくても次の人にボールが入れば、という気持ちでやっています。自分が走って流れを作れたらいいなと思っています」
――ご自身のチーム内での役割があれば教えてください。
「3Pシュートをみんなが打たせてくれるので、積極的に打っていくことです」
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