立ち上がり苦しむも法大に勝利 無傷の5連勝/関東大学リーグ戦

 ファーストリーグ5戦目の相手は法大。第1Pでは試合動かず、無失点のまま第2Pへ。先制点を献上するも、その後はFW三浦稜介(政経4=駒大苫小牧)が2得点を決めるなどしてコンスタントに得点を積み重ねる。最終的には6―3で勝利を挙げ、リーグ戦6連勝を収めた。

9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・8 対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大6{0―0、2―1、4―2}3法大

 

 序盤から激しい攻防を繰り広げ、苦しい立ち上がりとなった。お互い一歩も譲らない中、3人対5人というキルプレーを乗り切る。両者無得点のまま、勝負の第2P。先に得点を決めたい明大だったが、またしてもキルプレーの状況に。交代のスキを突かれ、先制点を奪われてしまう。その後も反則による数的不利が続き、チャンスをつかめない。悪い流れを断ち切りたい中、突破口となったのはFW井口藍仁(商2=埼玉栄)だった。パワープレーの好機を見逃さず、パス回しから井口のミドルシュートで同点打を決める。立て続けに「藍仁(井口)からいいパスをもらった」(三浦)と勝ち越し弾。流れを明大に引き寄せた。

 

 第3P開始から「しっかりと自分たちのプレーができた」(FW丸山祥真主将・商4=北海道清水)と法大陣地に果敢に攻め込む。ルーキー・FW佐々木清吉(政経1=八戸工大一)のゴールで沸き立つと、主導権は完全に明大へ。三浦の本日2ゴール目とFW石井佑空(文4=白樺学園)の連続得点で一気に法大を引き離す。その後はミスなどが重なり2失点するも、6―3で勝利を飾った。

 

 「守りを集中して我慢できたのがよかった」(丸山)。数的不利でもGK中村柊志綺(政経4=北海道清水)の好セーブも光り、攻守共に自分たちのプレーができたのが勝利の一因だ。ファーストリーグも残り2試合。15日には宿敵・東洋大が待っている。王座奪還へ。全勝でファーストリーグを終え、セカンドリーグに向けて弾みをつけたい。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

丸山

――収穫と反省点をお願いします。

 「収穫としては、我慢しなければいけない時間で我慢できたのが良かったです。あとは、自分たちの流れになっているときに点数が取れたのが収穫です。改善点としては、失点してしまうとその後きつくなってしまうので、そこでしっかり自分たちのプレーで点を取って、60分間相手に流れを渡さずにプレーしたいです」

 

――ファーストリーグは残り2試合ですが、意気込みをお願いします。

 「連日試合は今シーズン初めてですが、大東大も勢いがあるチームなのでもう一回しっかり集中して頑張りたいです。東洋戦もまだ残っていますが、優勝争いとなったら東洋が一番ライバル的な存在になると思います。しっかり準備して挑みたいです」

 

三浦

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「スタートは悪かったですが、2ピリ、3ピリのピリオド間にしっかり確認してやるべきことを出せたことが良かったと思います」

 

――明日は連戦ですが、意気込みをお願いします。

 「この後帰って、おいしいご飯食べて、体回復させて、明日スタートから圧倒できるように頑張りたいです」

 

井口

――先制点を決められて動揺はなかったですか。

 「基本、明治はロースタートなので焦りとかあんまりなかったです」

 

――ゴール以外にも2アシストでした。

 「しっかり空いている選手とかを見ていてよかったのと、そこにいてくれてよかったと思いました」