
江戸川大に勝利! 接戦制し念願の2勝目/関東大学1部リーグ戦
関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)の1次リーグ戦も残すところあとわずか。残された1次リーグで2度目の勝利を果たしたい明大。前半は相手のオフェンスの勢いに点差を離される場面も。しかし後半、明大は堅実に得点を積み重ねて追いつき、互いに一歩も譲らない展開に。終盤まで激しい点取り争いが続いた本試合。見事明大が制し、悲願の2勝目を成し遂げた。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼10・7 対江戸川大戦(アダストリアみとアリーナ)
〇明大71{20―13、12―28、17―13、22―14}68江戸川大
スターターは、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経1=開志国際)。
1次リーグ戦のラストは3連続試合。その1戦目である本試合で、何とか2勝目が欲しい明大。江戸川大も同じく勝ち数1の状態で、互いに勝利に飢えていた。第1Q開始直後、相手の素早いドライブからのレイアップシュートと、3Pシュートにより先制点を取られてしまう。相手のテンポの速い攻撃に、流れをつかまれかける。しかし、武藤の3Pシュートを皮切りに、連続得点を決める。その後も「全員でリバウンドを取れた」(結城)ことで失点を抑えた。しかし第2Q、初得点は明大が取ったものの、相手の勢いが途端に強まった。3Pシュートを連続で決められ、逆転を許してしまう。タイムアウトで流れを切って立て直すが、その後も点を重ねられる展開に。
後半、9点差を追いかける展開から始まった。試合の流れは、前半よりも落ち着いた慎重なプレーが目立った。途中12点差にまで追い込まれ「雰囲気が悪くなってくるところがメンタル的にもキツかった」(平松)が、「みんなで声をかけ合って我慢」(結城)することで、焦らず不利な流れを乗り越える。互いに2勝目が懸かった試合の最終Q。コートの熱い雰囲気は最高潮に達する。ファウルも増え激しい試合に。明大はゴール下での粘りを見せつけ、リバウンドをしっかりと取り、点数へつなげていく。それでも一進一退の展開が続き、一瞬も気を抜けない状態。リードを保っていたが、残り15秒、相手の3Pシュートが決まり1点差に詰め寄られる。わずかな残り時間と点差に緊迫した空気が会場を包んだ。残り時間14秒、相手のファウルにより平松が2本のフリースローを放つ。「緊張とかよりも絶対に決めないと、という気持ちの方が強かった」(平松)。その気持ちが乗ったフリースローは2勝目のラストピースとなった。
本試合で、今までの悔しさから得たものを遺憾なく発揮した明大。初戦以来の勝利に、選手たちの顔にも笑みがこぼれた。残りの1次リーグも勝利を重ね、この勢いのままに突き進む姿を見せるに違いない。
[中川美怜]
試合後のコメント
結城
――チームの良かったところはどこだと思いますか。
「ディフェンスリバウンドのところが良かったと思っています。相手が留学生いる中でもしっかり誰も先に走らずに全員でリバウンド取れたのが、しっかり相手の得点を抑えられる原因になったと思います。あとつらい時間帯にしっかりみんなで声を掛け合って、我慢できたところが良かったと思います」
――1次リーグの残り試合に向けての意気込みをお願いします。
「残りの試合を勝つか勝たないかで、2巡目の勢いや入替戦も変わってくると思うので、今日の勝ちだけに満足しないで残り試合しっかり勝って、いい流れで2巡目に行けるように頑張りたいと思います」
平松
――フリースローで得点を決めましたが、その時の気持ちはいかがでしたか。
「前回の中大との試合で、3点差で負けているところで(シュートを)外してしまって結局負けてしまったので、しっかり1本1本集中して決めきれたところは良かったと思います」
――チーム内で最多得点でしたが、調子はいかがでしたか。
「3Pシュートは入っていなかったですけど、伊藤とか結城さんとかの飛び込みリバウンドが明大の強いところでもあると思うので、自分は行けるところは積極的にリングにアタックしていこうと思っていました」
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