太田2得点 優勝に向け大きな勝利/関東大学1部リーグ戦

2023.10.08

 第16節は東国大との一戦。22分、26分の太田の連続ゴールで前半から2点を先制。後半開始直後に相手に1点を返されたものの、最後まで守り抜き2―1で勝利。目標である最大勝ち点〝46〟&リーグ優勝にまた一歩近づいた。

 第9節・桐蔭横浜大戦以来の八幡山開催となった今節。連勝を狙う明大は序盤から流れをつかむが、なかなか決定打を放つことができない。しかし、中盤に入った22分、流れが変わった。中村がロングパスを受けている間にゴール前に上がった太田。中村からのクロスボールを左足で流し込み先制点を挙げた。26分には、CKでの混戦からこぼれたボールを「ボールが緩いなと思ったので、自分が反転してコース変えよう」と太田が冷静な判断でゴールへ流し込み、立て続けに2点を先取した。

(写真:2得点で勝利に貢献した太田)

 

 流れのままに進みたい後半だったが「自分たちのやりたい形には持っていけなかった」(栗田大輔監督)。後半開始直後の47分、相手のFKからゴール前に来たボールを一度は久保がパンチングで跳ね返したものの、直後に相手の猛烈なシュートでゴールを割られ、1点差に。その後も相手のCKが続くなど押し込まれる場面が多く見られた。しかし「失点後、攻め込まれる中で失点しなかったというのは、チームとして良かったところ」(久保)。後半に打たれたシュート数は1本のみ。相手に押される苦しい状況でも最後まで集中力を切らすことなく、2―1で試合を終えた。

 

(写真:今季リーグ戦初出場の久保)

 優勝に向け貴重な勝ち点3をつかみ取った今試合。難しい試合でも90分間を通して〝球際、切り替え、運動量〟の三原則を徹底した。次節の相手は、勝ち点の差はわずか1点の日大。「一つでも落としたら優勝は無理だと思うし、落とせない試合」(内田)とさらに気合いも入る。さらに今後は第20節・流経大戦、最終節・筑波大戦など上位との直接対決も控える。現在4位の明大は、ここで着実に勝利をつかみ取り、優勝に向け成長することを辞めない。

 

[下元天花]

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