7得点で快勝 連勝を4に伸ばす/関東大学リーグ戦

 三連勝で迎えた強豪・中大戦。第1、2Pでは両者一歩も譲らぬ一進一退の攻防を繰り広げた。最終の第3Pでは鮮やかな攻撃を見せ、一挙に4得点。連勝を4に伸ばした。

 

◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・1 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大7{1-1、2-1、4-0}2中大

 

 「いつも通り最初から自分たちのプレーをしよう」(FW丸山詳真主将・商4=北海道清水)と臨んだ中大戦。第1Pではお互いに探るようなスタートに。明大は積極的な攻めを見せるも、中大の守りをなかなか崩せずにいた。しかし開始17分、FW亀本純門(文3=白樺学園)が均衡を破った。「翼(DF成瀬翼・商3=埼玉栄)からいいパスが来たので打つだけだった」(亀本)と素早いシュートで先制点を挙げた。だがその6分後、中大もすかさずシュートを決め、第1Pは1―1の同点で終えた。

 

 追いつかれ同点で始まった第2P。第1Pと変わらず両者にらみ合いが続いた。試合が動いたのは10分、成瀬のゴール後ろからのパスにFW三浦稜介(政経4=駒大苫小牧)が反応しシュート。続く16分にも得点を重ね主導権を握ったかに思えた。しかし第2P残り18秒で中大に強烈なシュートを打ち込まれる。GK中村柊志綺(政経4=北海道清水)が体で弾くも勢いそのままにパックはゴールネットへ。最終盤に1点差に迫られる展開となった。それでも第3Pでは焦りを見せる中大に対し、明大は高い集中力で積極的に攻め続けた。11分には成瀬の今日3回目となるアシストなどもあり得点を重ね、7―2と中大に快勝。連勝を〝4〟に伸ばした。

 

 合計51シュート7得点と強力な攻めを見せた明大。「今後も強豪校との対戦が続くので、今日はそういった意味ではすごくいいスタートが切れた」(丸山)。集中力を切らさずに最後まで戦い、関東大学リーグ戦4年振りの優勝を目指す。

 

[阿部倖明]

 

試合後のコメント

――今日はどのようなゲームプランでやっていこうと話し合いましたか。

 「夏の大会やってみてみんな分かっていたと思いますが、やはり自分たちのプレーをすれば点数は取れます。それ以外の守りの部分に重点を置いて、集中して試合を運ぼうという話をしました」

 

――今日の試合を通しての収穫や課題はありますか。

 「今日、1ピリ終わって1対1であったり、2ピリ終わりで3対2だったりと要所要所の失点したくないところで失点してしまいはした。やはりそこで気持ちを切らさず60分間集中し、自分たちのホッケーを続けることができたことが収穫だと思います」

 

亀本

――試合を振り返っていかがですか。

 「今年は第1Pでは自分たちが圧倒していますが、第2、第3Pに入ってからはかなり押される場面が多かったです。またペナルティで崩れないよう意識して、と監督に言われ挑みました」

 

――法大戦への意気込みをお願いします。

 「以前は延長で勝っておりいい勝負ができました。また1週間、気を引き締めてしっかり練習して絶対に勝てるように頑張ります」

 

DF竹谷莉央人(営4=白樺学園)

――自分の動きを振り返っていかがですか。

 「失点してしまったところがありましたが、チャンスもそれと同時に作れたのかなと自分では思っています」

 

成瀬

――試合を全体振り返っていかがですか。

 「先制点を取れれば波に乗れるのでよかったです。また、ペナルティも少なく目標通りにできたのもよかったと思います」