
秋季リーグ5戦目 3―1で駒大に勝利し白星挙げる/秋季関東大学1部リーグ戦
中大に勝利し迎えた駒大戦。第1セットを先取し、流れをつかんだように見えた。しかし続く第2セットはデュースまでもつれ、このセットを落としてしまう。それでもすぐに切り替え、第3セットを危なげなく奪うと、第4セットも連取しセットカウント3−1で勝利した。
◆9・9~10・29 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)
▼10・1 対駒大戦(慶大日吉記念館)
〇明大3{25-14、27-29、25-16、25-18}1駒大
〈スターティングメンバ―〉(ローテンション順)
S近藤蘭丸 (文2=東福岡)、OH佐々木駿 (商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大 (政経3=市立尼崎)、OH岡本知也 (政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗 (政経3=駿台学園)、Li武田大周主将 (政経4=松本国際)
第2、3、4セット目
黒澤⇄MB山田美雄(政経2=東福岡)
前日の勝利の勢いに乗りたい明大。第1セット序盤では力強いサーブで相手のミスを誘うと、坂本がスパイクを打ち4連続ポイントを奪う。「第1セット目は練習してきた自分たちの形が出せた」(岡本)。金田のブロックが相手の強いスパイクを何度も捉え、順調にリードを広げていく。「春に比べて、リードブロックの精度が高くなってきている」(金田)。中盤も坂本が相手のスキを突くフェイントをかけて得点を重ねる。攻めの姿勢を一度も緩めることなく25―14で第1セットを獲得した。
「ストレートで勝つべき試合だったが、気が抜けていた」(武田)。試合の主導権を握ったかのように見えたが、第2セットでは駒大の意地を見せられる展開となった。序盤から互いに一歩も譲らず長いラリーが続き、一進一退の攻防戦に。黒澤と佐々木の2枚ブロックも決まらず、5―8とリードを許してしまう。その後、一度は逆転に成功するも、タイムアウト明けに相手のクイックをブロックできず、そのまま4連続ポイントを決められ、21―20までに迫られる。その後も駒大の追い上げを受け、長くもつれるデュースの末に27―29で惜しくもこのセットを落とした。
絶対に取りたい第3セット。金田が2連続で強烈なクイックが決めると、一歩も譲ることなくリードを守り続ける。近藤が出す的確なトスもが得点へとつながる。中盤の苦しい場面でも坂本のスパイクや山田のクイックが光り、10―4にまでリードを広げた。そのまま集中力を維持し、25―16で本来の〝明治のバレー〟を取り戻す。勝利目前の第4セット。岡本の敵陣に押し込むスパイクの数々が明大の得点源となる。坂本が相手の守備を切り崩す好サーブを連発。そのまま流れを渡すことなく25―18で試合終了。2連勝を飾った。
「たくさん練習しても、試合を意識して練習しないと意味がない。ブロックとディグの関係はよくなってきている」(近藤)と日々の練習の確かな手ごたえを見せた。次戦は学芸大との対戦となる。「今日は結果的に勝つことができたが、試合内容はよくなかった」(金田)と冷静に振り返った。3連勝をつかみ取るために、さらなるレベルアップを目指す。
[田上愛子]
試合後のコメント
武田
――チームの雰囲気はいかがですか。
「結果が出ていますし、格上の相手にもいいゲームができているので、落ち込んではいないです。逆に、勝っているからこそ気が抜けている部分があるのでそこが課題だと思います」
金田
――第2セットを落とした要因はどこにあると感じますか。
「1番最初の出だしで抜けられなかったところと、中盤で自分たちが近くに行った時に決め切れなかったりしたからだと感じます。序盤から終盤までずっと相手のペースでやっていたのが原因だと思います」
岡本
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「1セット目は今まで練習してきた自分たちの形でできたのでリードする展開があって良かったと思います。ただ2セット目はレシーブ力、ディグやディフェンス力が負けていてなかなか決め切れなくて駒大に取られてしまう展開だったのが反省です。それでも立て直して3、4セット目を取ったのは良かったと思います」
近藤
――今の明治のコンビバレーの出来具合はどう感じていますか。
「自分中心にやっているのですが、少し雑に感じます。1本目のパス練習の質もよくないので、試合を意識したコンビ練習をできたらもっと立体的なバレーを展開できるようになると思います」
関連記事
RELATED ENTRIES