
中大に逆転負け リーグ戦暫定最下位に/関東大学1部リーグ戦
リーグ戦10試合目となる今試合は中大との一戦。序盤はテンポの早いパス回しからドライブで切り込み、順調に得点を重ねる。オフェンスリバウンドを中心に球際での強さを見せ、前半を17点リードで終えた。しかし、流れが変わったのは第4Q。連続得点で点差を一気に縮められると、確率の高い相手の3Pシュートにも苦しんだ。最終盤に猛攻を受けた明大は、75―78で惜しくも敗戦となった。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)
▼10・1 対中大戦(秋葉台文化体育館)
明大75{26-15、19-13、17-18、13-32}78中大○
スターターはPG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF武藤俊太朗(政経1=開志国際)、PF鬼澤伸太郎(国際1=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)。
「この試合は勝たなきゃいけない試合だった」(森田稀羅・営1=北陸学院)。初戦を白星で飾って好スタートを切ったものの、それ以降勝利からは遠ざかっていた。試合序盤から1試合でも勝ちたいという思いがこもったプレーで畳み掛ける。「(前半は)本当にベストゲームだったと思う」(結城智史・営4=土浦日大)。相手にも留学生がいないこともあり、オフェンスリバウンドを取り切ることで得点を量産。ディフェンスでも相手の得点を抑え、攻守ともに〝明大らしさ〟が光った。前半で17点ものリードをつけ、45―28で後半を迎える。
最高の流れから展開は一転する。第3Qで徐々にミスが増え始めた。勢いに乗った相手を止めることができずに、そのまま第4Qへ。開始3分間明大の得点は無く、その間追い上げられ点差は7点差まで縮まってしまう。「もちろん焦りはあった」(結城)。さらにオールコートでプレッシャーをかける相手のディフェンスにはまってしまい、ゴールまでボールを運ぶことができない。ミスが相手の得点につながってしまう悪循環が続き、残り1分57秒、最大で23点差あったがついに逆転されてしまう。「最後にゲームの詰めの甘さが出てしまったのかなと思う」(結城)。最後の最後で試合をものにすることができず、75―78で悔しい敗戦となった。
今試合の結果を踏まえて、明大は得失点差によりリーグ戦最下位に。「ここで負けてしまうと本当に降格が見えてくるので、それだけは絶対に避けたい」(森田)。1巡目も残り3試合。3試合の結果が2巡目に大きな影響をもたらすので、絶対に勝利をつかみたいところ。この状況を打開できるか、今ここで明大の力が試される。
[橋本太陽、小原愛]
試合後のコメント
結城
――今試合で見つかった課題を教えてください。
「常々、去年からずっとそうなんですけど、最後の詰め合わせだったりが今日の試合も出てるのかなと思います。特に課題が新しく出たっていうよりかは、ずっと出てる課題をまた突き詰めていこうと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「今9連敗ぐらいしていて、もういい加減に勝ちたいですし、もう勝てないと本当に降格が見えてくるので、3年生たちのためにも降格は絶対にしないように、来週の3連戦をしっかり3連勝して、いい流れで2巡目につなげたいなと思います」
森田
――前半の出だし部分に関してはいかがでしたか。
「やはり相手も外国人の選手がいなかったので、リバウンドは自分たちもとれるという認識でいました。実際取れていたし、ブレイクとかにもつながったので良かったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「次の試合は3連戦になるので、そこを勝たないと2部降格が見えてきてしまうと意識ています。あと1週間あるので、みんなでもう1度しっかり練習して、3連勝できるように頑張っていきたいなと思っています」
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