リーグ戦再開 ゴールラッシュで東洋大に快勝/関東大学1部リーグ

2023.10.01

 第15節は東洋大と対戦。22分に先制するも、32分に追い付かれ同点で折り返す。後半は、ハーフタイムでの修正が見事にはまり連続得点に成功。前節に継ぎ連勝となり、明大は目標の優勝へ着実に歩を進めた。

 

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 およそ1ヶ月ぶりのリーグ戦。相手は第6節で0-2と苦戦を強いられた東洋大、さらに勝ち点2差での直接対決だった。それでも試合が開始すると明大が流れをつかんだ。1分から中村が決定機を作り出すなど積極性を見せつける。8分には太田のヘディング、10分に田中克のミドルシュートでゴールに迫るも得点には至らなかった。その後は両者譲らない展開となる。しかし20分、相手の最終ラインで中村がボールをカットすると自慢のスピードで切り込み、追い越してきた太田にラストパス。それを太田が無人のゴールに流し込んで先制に成功した。ところが32分、PA内で相手に突破を許し失点を許してしまう。「自分たちの甘さが出てしまった」(田中克)。その後は攻守譲らぬ展開となるも3バックへの変更と上林の好セーブが光り、1―1で前半を折り返した。

 

(写真:中村は献身的な守備でもチームに貢献した)

 後半始めは再び膠着(こうちょく)した展開となる。そんな中、またも10番を背負う中村が躍動した。「チームのために走る方が得点に絡める」(中村)。まずは68分、スローインから中村が抜け出しパス。それを「ファーストタッチがうまくいった」と田中克がニアに流し込んで勝ち越しに成功した。さらに74分、中村が左サイドから抜け出しクロスを上げると、逆サイドで伊達が折り返す。そこに飛び出してきた熊取谷が押し込んで追加点。78分には、再び左サイドから抜け出した中村のグランダークロスを島野があわせてネットを揺らした。均衡を打開した中村が、大学キャリア初の1試合3アシストを果たした。東洋大を更に突き放してそのまま試合終了、4-1で快勝となった。

(写真:トップチーム初出場&フル出場を果たした伊達)

 

 対戦相手の良さを出させずに勝利し、雪辱を果たす結果となった。明大が目指すのはリーグ連覇。「今日勝ったから良しではなく、優勝を目指し来週から一つ一つ勝っていけるように引き締めていきたい」(田中克)。明大は今節の勝利で勝ち点を25まで積み上げた。首位を走る筑波大との差はわずか5点。ここからの負けは許されない、次戦は勝利すれば勝ち点で並ぶ東京国際大との一戦だ。得点力の爆発を見せた明大、連勝に期待だ。

 

[岩田英佑]


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