強豪・白鴎大の勢い止められず/関東大学1部リーグ戦

 久しぶりの白星をつかみたい今試合は、昨年度リーグ戦優勝チームの白鴎大と対戦。第1Qから3Pシュートや切れのあるドライブでリードを広げられ、出だしの対応が追い付かなかった。必死に食らいつく明大は、第2Q以降シュートの精度を徐々に取り戻す。しかし、確実に得点を重ねる相手から主導権を奪うことはできず、77―98で敗北となった。

 

◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)

▼9・30 対白鴎大戦(駒沢屋内球技場)

明大77{9-22、25-29、19-34、24-13}98白鴎大○

 

 スターターはPG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF武藤俊太朗(政経1=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)

 

 リーグ戦上位につける白鴎大との一戦。「出だしは自分たちの課題の一つ。相手のシュートが確率よく入り、そこに対して修正できなかった」(鬼澤)と振り返るように、第1Qは精度の高いオフェンスに苦しむ時間が続いた。インサイドでも圧倒され、ターンオーバーからも得点を許すなど、多彩な攻撃の幅に対応し切れない。早い時間からタイムアウトを取ることで切り替えたい明大だったが、その後も相手の流れを断ち切れず、第1Qを9―22で終えた。しかし、続く第2Qは越田の連続得点が光る。アウトサイドから素早く切り込みレイアップを沈めると、同じ位置から3Pシュートも決めてみせた。さらに残り4分の場面では、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、伊藤、武藤の華麗なパス回しからの得点にベンチも盛り上がる。点差こそ離れたが徐々に対応し始め、前半を34―51で折り返した。

 

 なんとか点差を縮めて接戦に持ち込みたい後半。だが第3Qから再び相手の勢いが加速した。要所のリバウンドを多く制され、速攻から組み立てられる展開が続く。第4Qでは、PF塚田大聖(政経1=土浦日大)のフリースローや3Pシュートで一時流れを握ったが、中盤までに許したリードは大きかった。「相手はとにかくシュートが決まっていたので手ごわかった」(塚田)。この試合14本の3Pシュートを沈め、ミドルシュートもテンポよく打ってきた白鴎大。スキのない上位チーム相手に奮闘するも、77―98で敗戦となった。

 

 終始リードを許す展開だったが「声を出し合って、とてもいい雰囲気で臨めた」(塚田)と、チームの一体感は増している。次戦からはより順位の近い相手との対戦が控えており、いっそう負けられない試合が続く。ここからの巻き返しに期待したい。

 

[橋本太陽]

 

試合後のコメント

鬼澤

――第2Q以降の展開はいかがでしたか。

 「第2Q以降はリバウンドを取らせず、相手にセカンドチャンスを与えないということを意識してやった結果、相手のチャンスを減らすことができて自分たちの得点につなげることができた場面もあったのでそこは良かったかなと思います」

 

――インターセプトされる場面が多く、ターンオーバーからの失点が響きました。連携面ではいかがでしたか。

 「オフェンスにおいてターンオーバーが多いことが敗因の一つに今なっているので、そういうところを練習から修正して、試合に臨まないといけないなと思いました」

 

塚田

――今日の試合を通しての課題はありますか。

 「練習でやってきたことができたので、そこからどう点につなげていくのかが課題かなと思います」

 

――次戦の目標を教えてください。

 「とにかく絶対に勝たないといけないので、全力でみんなで声を出し合って頑張っていきたいと思います」