接戦を制しリーグ戦5連勝! 共栄大に勝利/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック

 リーグ戦4連勝中の明大。5戦目は、留学生を有する共栄大との一戦となった。試合は、序盤から激しい点の取り合いで始まる。前半を1点リードした状態で折り返し、第3Qも接戦を繰り広げるが、点差を広げられる場面もあり手に汗握る展開が続いた。それでも立て直して接戦を制し、リーグ戦5連勝を達成した。

 

◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館ほか)

▼9・23 対共栄大戦(共栄大体育館)

〇明大80{24―25、17―15、19―18、20―17}75共栄大

 

 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文1=浜松開誠館)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)。

 

 リーグ戦5戦目の相手は共栄大。同じく4連勝中ということで互いに5連勝目がかかった試合だった。第1Q開始わずか10秒、相手のゴール下のシュートが決まる。その後、リバウンドを相手に取られ2本目のシュートも決まるが、すかさず3Pシュートを返す。序盤から互いに激しい点取り争いとなり、スピード感のある展開に。相手の留学生に対して「ボックスアウトを徹底して」(萩原)いくことでフィジカルの差をもろともしない明大。1点差で追いかける形で第1Qを終える。第2Qもその勢いが落ちることなく、熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられる。第1Qよりもチームの連携が光り、リードする場面も。わずか1点のリードという決して油断のできない点差で前半を折り返す。

 

 HTでは「後半でいかに点数取るか、守るかを徹底しよう」(萩原)と話し合い、第3Qに挑む。前半同様、白熱した得点争いになり、神山による3連続得点で点差を5点に広げる。しかし開始4分頃から、相手の連続得点により逆転される。シュートの精度もわずかに落ち、相手に6点のリードを許してしまう。そんな雰囲気の中でも「流れが悪いから自分たちのバスケしっかりやろうと(沖が)言ってくれて、キャプテンが今日支えになってくれた」(神山)とチーム全員で切り替えていく。タイムアウトで悪い流れを切り、立て直す明大。反撃開始といわんばかりの怒涛の5連続得点で詰め寄った。そのまま第4Qでも試合の熱は収まらない。攻守ともに激しさを増し、互いに譲らない状態。それでも、明大は3Pシュートやフリースローで着実に得点を重ね、徐々にわずかなリードの積み重ねで逃げ切り、見事五つ目の白星を飾った。

 

 相手はホームゲームということもあり、明大にとってややアウェーな空気の中で行われた今試合。それでも「一人一人がどの強みを生かして、チームに貢献して勝たせることができるのかというのを分かっているので、高さに頼りすぎていない」(神山)明大の強さを示した。リーグ戦5連勝と勢いが止まらない。明大のさらなる飛躍に期待がかかる。

 

[中川美怜]

 

試合後のコメント

神山

――互いに連勝のかかった試合でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか。

 「今までリーグ戦は毎週やっていたのですが、1週間空いてしっかり準備できる期間があったので、留学生を止める準備をしっかりと練習してきました。今回勝てばリーグ戦で有利になれるので、勝つために成果を発揮できるようにやろうというのは思いました」

 

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「第1Qは相手のペースで、点数もハイスコアで相手は25点だったのですが、それを第4Qまでやられたら100点になってしまうので(笑)。でも第2~4Qは自分たちがディフェンスできて、流れを持ってこられたから良かったです」

 

萩原

――3Pシュートは意識して増やしていましたか。

 「自分はドライブが得意で、リーグ戦始まってからどこの相手にもドライブを武器に戦ってきました。けれどもやはり、相手に対策されて下がられた部分があったので、そこで自分で打ってみようと考えていました。」

 

――次戦に向けての意気込みをお願いします。

 「今回の勝ちはとても大きいのですが、次勝たないと意味がないので(次も頑張りたいです)。次も相手のホームでの試合なので、今回と同じように自分たちの空気を作ってプレーできるように頑張っていきたいです」