
秋リーグ3勝目 東海大との重要な一戦制す/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)は残り2戦となった。この日の相手は、9位の明大の一つ下につける東海大。結果次第では入替戦も見えてくる絶対に負けられない一戦は、GK・荒田隼弥(法4=洛北)の活躍もあり終始リードし試合を展開。7点差で東海大を下して、秋リーグ3勝目を手にした。
◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼9・24 対東海大戦(国士大多摩体育館)
〇明大32{16―10、16―15}25東海大
絶対に負けられない一戦で活躍が光ったのはGKの荒田だ。窮地の場面でも好セーブを連発し、チームに勢いをもたらす。「流れを持っていかれそうな場面があっても、自分が止めることで流れを変えられると思っていた」(荒田)。開始5分に尾谷浩希(法3=愛知県私立愛知)が、9分過ぎには谷口尊主将(商4=北陸)がそれぞれ2連続で得点するなど、明大ペースで試合は進み、6点差をつけて折り返した。
迎えた後半。先週の法大戦では前半で5点リードしながら逆転負けを喫しており、今試合も状況は同じだった。しかし「点差はあるけど、気にせずやろう」(谷口)「後半からは0―0という気持ちでやっていた」(川久保拓郎・農4=高知中央)と反省を生かし、後半に臨んだ。7分40秒過ぎに速攻からファールをもらい、7メートルスローを獲得。任された川久保がしっかりと決め、点差を8点に広げる。林原空翔(商3=藤代紫水)は素早いボール回しから反転してシュートを決め、明大は得点を量産。20分40秒過ぎにはまたも7メートルスローを獲得する。ここでも任され、位置についた川久保は何とゴールに指をさし〝予告〟。「自信があった。俺が決めてやるぞっていう気持ちが強かったのでプレッシャーもなかった」(川久保)。放ったボールは弾丸のようなスピードで、ゴールネットの左隅に突き刺さった。その後も明大はリードを一度も許すことなく、試合は終了。32―25で勝利を収め、3勝目を飾った。
(写真:7メートルスローで〝予告〟する川久保)
来週には最終戦・早大戦が控える。「最後しっかり自分たちのプレーをして勝ち切りたい」(谷口)。11月の全日本学生選手権に向けて、いい形で秋リーグを締めくくってほしい。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
谷口
――ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか。
「ディフェンスで相手に抜かれてしまったり、オフェンスでも簡単なミスをしてしまったので、来週に向けて修正していこうと思います」
――試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか。
「チームの雰囲気もいい状態で試合に臨めていたと思いますが、練習でできたことがあまり発揮できませんでした」
荒田
――今日は負けられない試合でしたが、いかがでしたか。
「入替戦の可能性もあって、チーム全体緊張の中でやったのですが、気持ちでカバーできるように声出しだったりプレー以外のメンタル部分を意識しました」
川久保
――チームとしての課題はどこですか。
「まだまだ速攻のバランスだとか、流れのつくり方を変えないといけないと思います」
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