
(男子)ブロック開幕 菊地がSP3位の好発進/東京選手権
今年もフィギュアスケートのシーズンが本格的に開幕した。明大勢のシーズン幕開けの試合となる東京選手権(以下、東京ブロック)。大会1日目のこの日、明大からはジュニア男子SP(ショートプログラム)に菊地竜生(政経1=目黒日大)が出場した。得意としているトリプルアクセルを見事着氷させ、3位につけた。
◆9・22~24 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)
今シーズンのSPで使用する楽曲は『進撃の巨人』。その世界観を連想させる黒を基調とした衣装でこのプログラムを滑った。「ジュニア最後の年に悔いを残さずやり切れるよう、攻めの気持ちで挑んだ」。その言葉通り、冒頭1本目のジャンプであるトリプルアクセルを力いっぱいに跳び上がる。軸が着地面からずれていたにもかかわらずきれいに着氷させ、会場をどよめかせた。その後の2本のジャンプでは着氷が乱れたり回転が抜けたりなどのミスがあり減点されてしまったものの、リンクをいっぱいに使った見事なスケーティング技術で魅せる。軸の安定したスピードのあるスピンやエッジの深いステップは観客の目を引いた。8月末にプログラムを初披露した東京夏季大会(以下、夏季フィギュア)から10点近く点数を上げ3位となった。
24日に行われるFS(フリースケーティング)への進出が決まった菊地。「4回転サルコウを成功させ、他のジャンプもまとめられるようにしたい」。ここでの好発進を踏まえて挑むFSでの演技に期待だ。
[増田杏]
試合後のコメント
菊地
――演技の振り返りをお願いします。
「トリプルアクセルを着氷できて良かったのですが、コンビネーションジャンプではステップアウトしてしまったり、トリプルルッツがダブルルッツになってしまって点数が伸びず悔しい気持ちです」
――前回の試合からどのように準備してきましたか。
「夏季フィギュアでは自分の思う演技をできなかったので、同じ思いをしないよう失敗したところやもっとできるところなどを意識して練習しました」
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