山梨学大に一歩及ばず リーグ戦7連敗/関東大学1部リーグ戦

 関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)で思うように結果が出ない明大。何とかして勝利をつかみたい山梨学大戦は序盤から一進一退の攻防が続く。大きく点差が開くことなく試合は進み、3点リードで前半を折り返す。第3Qは山梨学大のペースに連続で13得点を許すなど一気に主導権を奪われた。終盤に4点差まで追い上げたものの迎えた第4Qでは勢いに乗った山梨学大を止められず7連敗となった。

 

◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)

▼9・20 対山梨学大戦(大田区総合体育館)

明大74{19-17、18-17、21-28、16-25}87山梨学大○

 

 スターターはPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF武藤俊太郎(政経1=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)

 

 1勝6敗と苦しい結果が続く中で迎えた山梨学大戦。試合は入りから目が離せない接戦となった。山梨学大の得点から始まった第1Qだが、開始3分近くに伊藤とSF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)が連続で3Pシュートを決めるなど得点を重ねる。一方で山梨学大は中と外の合わせがうまくいき、コンスタントに得点。両チームともに流れをつかむことなく19-17で第1Qを終えた。続く第2Qも展開は変わらない。終盤には3Pシュートを許して同点になる場面があったが、田邉がバスケットカウントを決めるなど3点リードで前半を折り返した。

 

 第3Qは「自分たちがミスしたところで雰囲気が悪くなった」と言うように山梨学大に流れが傾く。開始直後は点の取り合いだったが、残り時間5分45秒で3Pシュートを許すと、一気に山梨学大のペースに。3Pシュート3本を含む連続13得点を許す。それでも、諦めない明大はQ終盤に積極的にシュートを放ち、詰め寄る。田邉の3Pシュートや平松の連続得点などで4点差とし、逆転勝利に望みをつないだ。運命の第4Qは突き放しを図る山梨学大のオフェンスを止められず、徐々に点差が開いていく。何とか追い上げたい明大だったが最後まで流れを引き寄せることはできず、14点差で悔しい敗戦となった。

 試合終盤の課題を突き付けられる結果となった。後半の展開については「いいプレーもありましたが、途中諦めてしまった部分があったのでチーム全体で修正しないといけない」(武藤)と振り返る。今試合で明大は7連敗となり、目標としている上位リーグ進出はかなり厳しい状況に。それでも「残りの試合を全部勝ち切るつもりで戦っていきたい」(平松)とチームは前を向く。今後の明大の戦いぶりに注目だ。

 

[松田遥歩]

 

試合後のコメント

平松

――この試合の反省点を教えてください。

 「ターンオーバーが多くて、それがそのまま得点につながっていたのでそこが反省点でと思います」

 

――今後同じような展開で勝ち切るにはどのようなことが必要になると思いますか。

 「やはりリバウンドやターンオーバーの修正、そして出ている選手が雰囲気を盛り上げるような行動をコート内でもコート外でもやっていけたらと思います」

 

武藤

――山梨学大の印象は何かありましたか。

 「1人エースがいて、そこを自分とか越田さんがしっかりついて止めるっていう策はあったんですけど、 思ったより周りの選手で点取られてしまって、そこが敗因かなと思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「白鴎大も今日みたいに、厳しい試合になると思うんですけども、負けてはいられないので、あと10日間いい準備をしてしっかり勝ちにいきたいと思います