
前半5点リードも 法大相手に逆転負け/関東学生秋季1部リーグ戦
順大戦で劇的な逆転勝利を収め、勢いに乗って迎えた法大戦。前半は明大が主導権を握り、5点のリードを奪って折り返す。ところが後半、法大の7人攻撃に苦戦を強いられ、逆転を許し29―31で試合終了。2点差の接戦を落とす悔しい敗戦となった。
◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼9・17 対法大戦(日大八幡山体育館)
明大29{18―13、11―18}31法大〇
秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)連勝に向け、白星が欲しい一戦。立ち上がりは点を取り合う展開に。先制こそ許したものの、谷口尊主将(商4=北陸)がシュートを決め、チームに勢いをつける。すると前半10分に前川貴弥(文4=粉河)、11分に小畠来生(営4=氷見)がそれぞれ2本ずつシュートを決め、4連続得点に成功。ディフェンス面では荒田隼弥(法4=洛北)が好セーブを連発し、オフェンスへとリズムをつくる。速攻から得点へつなげる明大の理想の形で攻撃が展開された。前半21分以降にも3点を連取し、点差を広げていく。その後も攻守にわたって法大を圧倒。18―13と5点をリードした状態で前半を終える。
迎えた後半。立ち上がりから谷口がシュートを2本決め、さらにリードを広げていく。しかし後半3分以降、法大に5連続得点を許し、20―18と2点差に詰め寄られる。その後明大から2人が退場となり一時数的不利な状況に。後半10分に林原空翔(商3=藤代紫水)が得点に成功するも、4点を連取されついに21―22と逆転を許した。「(後半法大の)7人攻撃でディフェンスが失点して、そこからオフェンスの得点が取れず、悪循環になってしまった」(加藤良典監督)。終盤、谷口を中心に追い上げを見せるも及ばず、29―31で試合終了。接戦をモノにできず、課題の残る試合となった。
秋リーグは残り2試合となった。「一人一人がチームという意識、チャレンジャーの気持ちを持って、切り替えて練習して(2試合とも)勝ちたい」(荒田)。悔しさの残る今試合を糧に、次戦の東海大戦ではチーム一丸となって戦う。
[堀口心遥]
試合後のコメント
加藤監督
――試合を振り返っていかがですか。
「前半はしっかりできていたのですが、後半5点差から相手の7人攻撃でリズムが崩されて、それに対応し切れなかったのが大きかったと思います」
――法大の7人攻撃への対応は難しかったですか。
「そこ(7人攻撃)に向けて準備はしてきたのですが、そこで自分たちが守り切れなかったです」
荒田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「セービングは良かったのですが、(後半)攻撃が機能しなくなって、そこで自分も守れなかったので、ディフェンスを動かす力が少し足りていなかった」
――前半、後半でチームの何が変わったと思いますか。
「(後半は)保守的になって、後ろ手に回ってしまったというのが、チーム全体としての(変化)なのかなと思います」
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