好調子見せるも大東大に勝利かなわず/関東大学1部リーグ戦

 大東大を相手に迎えて臨む、関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)7戦目。ここまで悔しい結果の続く明大にとって、連敗を断ち切りたい一戦。第1Q序盤、ディフェンスでうまく相手の攻撃を阻み、流れをつかむ明大。その後調子を崩して点差が開き、前半を終える。後半には調子を取り戻し追い付く場面もあったが、点差を突き放され試合終了。試合中の流れはつかめたものの、惜しい試合となった。

 

◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼9・10対大東大戦(白鴎大大行寺キャンパス)

明大67{20-21、14-26、20-16、13-16}79大東大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF鬼澤伸太郎(国際1=福岡大大濠)

 

 

 1次リーグの折り返しとなる7戦目。昨年度リーグ戦4位の大東大を相手に迎えた。「相手が得意としている形をやらせなかった」(平松克樹・情コミ3=福岡大大濠)と好調のディフェンスを発揮して相手の攻撃を阻み、残り時間4分ごろまでは相手の得点を一桁に抑えた。オフェンスでも越田の3Pシュートなどを含めた連続得点を見せ、6点差にまで突き放す。しかし、相手は強豪・大東大。チームファウルが5回に達し、フリースローを含めて着実に得点を重ねられてしまう。そこから互いに一進一退の展開を繰り広げ、1点差で追いかける展開で第1Qを終えた。しかし、その後迎えた第2Qでは「交代などで、きっかけがあった時に流れが悪くなって」(越田)しまい、調子を崩した明大。オフェンスでは多くの3Pシュートを決めるものの、相手の怒涛の連続得点を止めきれずに、13点差にまで広げられてしまう。

 

 それでもこのままの悪い流れではいかないのが明大。ハーフタイムで「プレーの話ではなくて、ここで折れたらダメだとか、しっかり切らさないでついていくという、チームでやることをやろう」(平松)ということを確認し、後半に挑む。第3Q開始1分足らずで、伊藤による2連続得点を決めて勢いづいた明大は、調子を上げていく。ディフェンス面で積極的にスティールを狙い、第3Qのみの得点では大東大を上回る展開に。点差を9点差に縮め、逆転の兆しが見え始める。勢いに乗り、最終Qでは明大からの得点で始まった。多くの3Pシュートが決まり、追い付けそうな場面もあったが、前半に開いた差を埋めきれずに敗北を喫してしまった。

 

 現段階でリーグ戦順位は下位の状態。上位に入るために、「1個も(試合を)落とせない状況」(越田)の明大。この試合での悔しさを糧に、連敗に歯止めをかけることに期待だ。

 

[中川美怜]

 

試合後のコメント

平松

――試合を振り返ってみていかがですか。

 「東海大との試合結果が少し悪くて監督からしっかりしようという話があって、それを受けてみんな集中して試合入ることができていました。しかし、欲しいところで自分たちのシュートが入らなかったり、留学生の簡単なところで失点したりというところがだめだったと思います」

 

――自身のプレーを振り返っていかがですか。

 「リーグ戦を通して、今3Pシュートの確率は結構いいと思うので、そこは良かったと思います。学生コーチとかにも拾ってもらったり、シュート打ち込んだりしているので、そこは自信持ってこれからもやっていきたいと思います」

 

越田

――実力的に負けていなかったことについてはどう思われますか。

 「大東大とは春季トーナメントでもたくさん試合をやっているので、自分たちの本来の力を出せば、そんなに力の差はなく、(得点の)チャンスはあると思います。けれど、やはり負けの原因が自分たちにあり、その原因が結局今日も出てしまったと感じます」

 

――自身のプレーを振り返っていかがですか。

 「自分は3Pシュート2本と、あとはドライブを多めにやって、リバウンドも今日は意識して入っていきました。それでも、ターンオーバーを4個くらいしてしまいました。試合している中でしょうがないのかもしれないです。しかしそういうところを変えないといけないと思います」