
大量26得点で横国大に勝利 ファイナル4進出/関東学生リーグ戦
第1Q(クオーター)に10得点を重ね明大は完全にペースをつかむ。第2Qで少し失速したものの、後半に力を見せつけ26—1で横国大に勝利。得失点差でファイナル4進出を決めた。
◆7・9〜12・24 第35回関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
▼9・9 対横国大戦(会場非公開)
〇明大26{10—0、4—0、6—0、6—1}1横国大
ファイナル4進出のため19点差をつけて勝利することを目標として臨んだリーグ最終戦。明大女子ラクロス部は今リーグ戦ってきた中で、ベストゲームを見せた。
第1Q、開始直後から明大は怒涛(どとう)の攻撃を繰り出す。AT(アタッカー)柳井華(農4=東大教育学部付)が開始4分のうちに3連続得点。「最初はどうなるかという不安の中で決め切ってくれるというところでエイト(柳井)は力強かった」(古川真愛主将・農4=町田)と頼れる明大のキーマンが先陣を切る。柳井のゴールで完全に流れをつかんだ明大は、ドローからボールを制し相手に一度も触れさせずに得点を量産。第1Qを10—0で終える。続く第2Qでは得点のペースが落ちたものの、第1Qの流れをそのままにゴールを生み出し14点リードで試合を折り返す。
後半は第3Qで同点に追いつかれてしまった前試合の反省から「後半の明治」(古川)を掲げ、チームで明るい雰囲気を作りもう一度ギアを入れ直した。「オフェンスの攻め方を少し変えながらもやりたいことをしっかりコートで体現できた」(柳井)と後半も相手コートを攻め立て横国大を圧倒する。第4Qの開始直後には1点失ったものの「1点取られたら1点取り返すのではなく2点3点取り返す」(柳井)のマインドで、すぐに得点を取り返す。今試合では7人もの得点者が出た。前試合から1on1力や得点力を高めてきた結果の現れだ。そして、試合は26-1で明大が勝利を収めた。
大量26得点で横国大戦を制した明大は今日の他の試合の結果によりファイナル4進出を決めた。部員全員で『I will』を体現しさらに強く、戦うことを楽しめるチームに。彼女たちの全国への挑戦はこれからが本番だ。
[堀純菜]
試合後のコメント
古川
——目標以上の25点差をつけることができました。
「チームとして目標を立てて達成することが成蹊大戦はできなかったので、この試合で達成できて良かったなと思います。19点差をつけたところで満足するのでなく、自分たちでペースを作っていき自分たちのやりたいことを全て出し切るということができた結果としては25点差つけることができたと思います。ファイナル4につながる試合になったかなと思っています」
——リーグ戦を通してチームで成長した部分を教えてください。
「中央大戦で負けて崖っぷちの状態の中でも絶対に勝たなきゃいけないっていう一人一人の気持ちの強さや、試合の中で勝たなきゃいけないという緊張感の中でも自分たちがやってきたことを出せるようになったことだと思います。また、コーチに言われたことや相手に合わせて試合の中で変え切るっていうところは成長してきたポイントなのかなと思います。一人一人が今変化しつつあるところだと思うので、ファイナル4にむけてさらに一人一人の得点力だったり対峙力だったりというのを上げていけたらもっと強いチームになるかなと思っています」
柳井
——ファイナル4に向けてどのような練習をしますか。
「自分たちがやってきたことを踏まえて先ほどヘッドコーチも言っていたのですが、厳しい環境、強い相手と戦うことを楽しむという環境を自分たちで作って、練習は試合のように試合は練習のように、プレッシャーや強い相手と戦うという試合をファイナル4でしっかり楽しめるように練習は作っていきたいなという風に思います」
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