
安定した試合運びを見せる 国際武道大に快勝/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
開幕2連勝の勢いそのまま、国際武道大との一戦に臨んだ明大。開始から相手の高さを生かしたプレーには枚数をかけて対応し、連続得点を多く防いでペースを握らせない。第2Q以降は3Pシュートが効果的な場面で決まり、順調に得点を重ねる時間が続く。序盤から主導権を握る展開で、終始優位に試合を進めた今試合は89―55で快勝した。
◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)
▼9・9 対国際武道大戦(共栄大体育館)
〇明大89{28―12、14―10、25―20、22―13}55国際武道大
スターターはPG沖咲月(主将・文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文1=浜松開誠館)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)。
「前半でいい流れをつかんで、コンスタントに点が取れた」(新林)。第1Qから着実に得点を重ね幸先良くスタートすると、以降もその流れを渡さない。第2Qでは沖を中心として果敢なドライブでインサイドに攻め込み外へ展開すると、新林や神山の3Pシュートが光った。高さでは一歩劣る相手に対しても、「前面を取ってボールを入れさせないようにして、裏へのパスが飛んだら3線の選手がしっかり対応する」(神山)ことを常に徹底。さらに点差を広げると、前半を42―22の20点差で折り返す。
後半に入っても前半の攻撃のリズムを保った。この試合チーム最多の23得点を挙げた萩原が懸命なディフェンスでチームに貢献。相手のスキを突きターンオーバーに成功すると、速攻を仕掛けてさらにリードを広げた。続く最終Qでも、山本を中心としてディフェンスリバウンドを多く制し、相手に連続得点を与えない。その後、続々と選手も入れ替わる中でPG高村和花(農3=広尾)のドライブからのシュートが決まると、ベンチも大盛り上がり。最終盤にチームの雰囲気はさらに高まり、次戦以降にも追い風が吹く展開でゲームセット。89―55と、序盤の勢い止まらず快勝を収めた。
これまでの開幕2戦はともに勝利するも、第2Q以降失速し点差を一気に縮められる苦しい試合だった。しかし今試合は第1Qのリードを伸ばし続ける安定した試合運びを見せた。中でも「いいポジション、いいタイミングで打てた」と振り返る新林や、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)が確率よく3Pシュートを沈めたことで、チーム全体の成功率で精彩を欠いた東洋大戦から見事修正させた。
次戦は玉川大との一戦。「勝てばこの先のリーグ戦でとても優位になる。絶対に勝ち切って、自分たちのバスケットも貫いていきたい」(神山)と、気合は十分だ。目標である全勝優勝、2部A昇格に向けて、さらに連勝を伸ばしていきたい。
[橋本太陽]
試合後のコメント
新林
――今日特に良かった点はありますか。
「スペース広げてドライブしてからの外、インサイドアウトとかもできていたのでオフェンスのバランスもよかったと思います」
――連戦になりますが、改善点と意気込みをお願いします。
「改善点はリバウンドです。前半特に、広げられてリバウンドに飛びこまれることが多かったです。次戦もリバウンドが強いチームなので徹底していきたいと思います」
神山
――前半と後半で変えたことはありますか。
「前半で自分たちが、自分が空いているのにシュートにいかなかった場面があったと思うのですが、後半では自分で判断しようと思い、しっかりとできました。そうして点差が徐々に離れていったので、そこを変えられていい結果になったと思います」
――試合数の多いリーグ戦で選手層の厚さは重要だと思いますが、その点はいかがですか。
「練習の中でもっとお互いがバチバチやって切磋琢磨していく必要があります。次戦もしっかり勝ち切って、終わったらまた練習でバチバチしてやれたら、もっと選手層も厚くなってチームが強くなると思います」
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