秋季リーグ初戦 宿敵・日大にストレート勝ち!/秋季関東大学男子1部リーグ戦

2023.09.09

 秋季関東大学男子1部リーグ戦(以下、秋季リーグ戦)が開幕した。初戦の相手は昨年度から勝利のない日大。それでも第1、2セットともに終始リードする展開で勝利に王手をかける。第3セットは終盤に一時逆転を許すも自分たちのバレーを見せ、ストレート勝ちを果たした。

 

◆9・9~10・29 秋季関東大学男子1部リーグ戦(日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館他)

▼9・9 対日大戦(日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館)

〇明大3{25―21、25―22、25―23}0日大

<スターティングメンバー>(ローテンション順)

S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH澤口将太郞(法4=札幌藻岩)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)

 

 「試合前の練習から雰囲気をつくっていこうと声をかけた」(武田)。大事な第1セットは序盤から4連続ポイントを奪い、幸先のいい幕開けとなった。中盤も黒澤の相手コートの真ん中を狙ったスパイクや近藤のツーアタックなど多彩な攻撃で得点を重ね、試合の主導権を握る。続く第2セットも明大は止まらない。澤口のサーブや金田のブロックが光り相手のミスを誘うと一度もリードを許さずこのセットも獲得した。

 

 勝負の第3セットはサイドアウトが続く展開となったが粘り強いレシーブで食らいつき先に20点台に乗せた。その後も確実に得点を決め24―21とする。明大の勝利が目前に迫っていたが日大の猛攻を受け24―23まで追いつかれてしまう。それでも「チーム全員が日大に勝ちたいと思っていた」(黒澤)。最後は岡本のスパイクが決まり、ゲームセット。日大に2年ぶりの勝利を果たし、秋季リーグ戦最高のスタートを切った。

 

 秋季リーグ戦の目標は「上位4校に入り、全日本インカレ(全日本大学選手権)のシード権を獲得すること」(武田)。次戦の相手・順大は「高さとパワーがあるいいチームだが気持ちで負けないようにしたい」(岡本)。関東1部の強豪に〝明治のバレー〟を見せられるか。今後の戦いに期待がかかる。

 

[七海千紗]

 

試合後のコメント

武田

――本日の勝因は何だと思いますか。

 「ラリーを取り切れたのが大きいと思っています。サーブで崩されても打ち切ることができたり切り返されても耐えてもう一度返して点を取ることができたのでそこが良かったと思います」

 

岡本

――昨年度から勝利のない相手でしたがいかがですか。

 「自分たちとしては苦手意識がどうしてもあり、今回もやりにくさはありましたが日大さんに勝つために徹底的に対策をしてきました。やれることをやって自分たちのバレーで勝てたので良かったです」

 

黒澤

――秋季リーグ戦に向け意識して練習したことはありますか。

 「ブロックとレシーブの関係を大事にしていました。ブロックは動かして止めにいくというより相手にしっかりコースを絞らせることを意識して練習しました」