
インカレ開幕直前 田草川女子主将インタビュー
大学日本一を決める全日本大学選手権(以下、インカレ)が9月6日から10日にかけて開催される。昨年度は男子総合3位、女子総合6位と悲願の男女総合優勝に及ばなかった。インカレ総合優勝に向けて女子部全員が一致団結する。
今回は田草川向日葵女子主将(法4=小松川)のインタビューをお送りします。(この取材は8月31日に行われたものです)
――チームの目標を教えてください。
「女子クォドルプルと男子エイトで優勝することがチームの目標です」
――個人の目標はありますか。
「自分のことになるのですが、7年間続けてきたボート競技が最後になるので後悔しないように全力で上位を狙っていきたいと思っています」
――女子主将として大変だったことはありますか。
「高校とは違って、全国各地からいろいろな人が集まってきているので、意見をまとめることであったり、最終的に何か答えを出さなくてはいけない際にどう擦り合わせて意見を出していくかなどが大変でした」
――大学4年間の中で印象に残ったレースは何でしょうか。
「今年度4月の日立明三大学レガッタです。なかなか勝てていなかった時期があったのですが、上級生の代で勝てたことがうれしかったです」
――チームの雰囲気はいかがでしょうか。
「後輩たちもしっかりと意見を持っている子が多いので、上級生だけがアドバイスをするのではなく後輩たちからもこうした方がいいのではないかなど意見の交換ができています。以前は先輩から言われたことをそのまま行うことが多かったのですが、後輩たちの勢いもあるので活発になったと思います」
――端艇部の強みは何でしょうか。
「一人一人が自立しているのですが、孤立はしないように思っていることを伝えられる人や場所があったりすることです。親元を離れて寮生活をしていてストレスがかかることもあると思います。それでも同期、後輩、先輩に思うことはきちんと言うことができているので良いと思っています」
――同期にメッセージをお願いします。
「私以外の女子3人に向けて、高校以上に大学の4年間は長く辛いこともあったのですが、この3人のおかげで走り切ることができたと思います。本当に感謝しています。社会人になったら離れ離れになってしまいますが、一生仲良くしたいです。これからまた違ういい関係性が築けると思うとそれはそれで楽しみですが、もう一緒に寮生活を送れなくなると思うと寂しいので、あと何日間か楽しんでいけたらと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「特に4年生はずっと一緒に競技を行ってきて、全員が後悔なく終わるために一生懸命練習してきたので最後まで走り抜けたいと思います」
――ありがとうございました!
[原田青空]
◆田草川 向日葵(たくさがわ なつ)法4、小松川、165センチ
※写真は明大端艇部提供 田草川は2列左側から4番目
関連記事
RELATED ENTRIES