
ディフェンスを攻略できず国士大に敗北/関東学生秋季1部リーグ戦
開幕してからいまだ秋リーグ白星を挙げていない明大。迎えるは「入学してから1回も勝ったことがない」(谷口尊主将・商4=北陸)と苦手としている国士大だ。そんな強豪相手に果敢に攻め入るも、シュートを決め切ることができず。13―26とロースコアで敗れた。
◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼9・3 対国士大戦(国士大多摩体育館)
明大13{4―13、9―13}26国士大○
立ち上がりは順調に点数を重ねていった。前半2分と4分に小畠来生(営4=氷見)が相手のディフェンスを崩し得点。7分には相手のファウルを誘い外種田渓太(商2=国分)が7メートルスローを成功させリードを奪った。しかしここから「ディフェンスから流れを作られて相手のペースに持っていかれた」(紅出勘太郎・政経3=氷見)。相手の堅い守りに阻まれシュートを外すと、カウンターから失点。その後も相手キーパーからゴールを奪えず、前半18分にようやく4点目を挙げた。だがこれ以降反撃を見せることもなく、前半を4―13で終える。
何とか挽回したい後半。ルーキー・向谷内海都(営1=氷見)の連続得点を皮切りに、後半4分までに4点を挙げる。また春秋通じて初スタメンとなった紅出が「積極的にキーピングしてくれた」(加藤良典監督)と好守を連発。流れをつかんだと思われたが、相手も一筋縄ではいかない。国士大の武器であるファイブワンディフェンスを攻略し切れず再びゴールから遠ざかってしまう。その間も相手の攻撃は止まらず、6連続得点を許すと追い上げを見せることなく13―26で敗戦。5年ぶりの国士大撃破とはならなかった。
秋リーグ開幕3連敗とする中で「学年関係なくいいパフォーマンスのメンバーを使った」(加藤監督)。1年生の栃尾佑(法1=北陸)と向谷内が起用されるなど新戦力の躍動も目覚ましい。次はホームで春リーグ3位の日大と対戦。「前のホーム戦では負けたので、次は絶対勝ちたい」(小畠)。格上相手だが、4学年が一致団結してリーグ戦初勝利を目指す。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
加藤監督
――相手ディフェンスをどのように見ていましたか。
「変則のファイブワンディフェンスで、今週崩し方を確認して前半はいい形で崩していましたが、フィニッシュの部分で外していたのでそこが良くなかったです」
谷口
――ご自身のプレーはいかがでしたか。
「自分もシュートミスが多かったので、自分がもう少しやらないといけないなと思います」
小畠
――1年生が多く出場していた理由を教えてください。
「1年生の佑と向谷内のコンビでディフェンスを打開しようという作戦で、いい感じに打開できたかなと思います」
紅出
――試合中意識していたことはありますか。
「キーパーは最後の砦なので、自分が折れたら終わりだと思って気を抜かずやっていました」
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