秋季リーグ戦開幕! 中大に春のリベンジを果たす/秋季関東学生1部リーグ戦

2023.09.02

 勝負の秋が開幕した。春季関東学生1部リーグ戦(以下、春季リーグ)3位、全日本大学総合選手権大会・団体の部(以下、団体インカレ)準優勝と思うような結果を残せていない明大。初戦は春季リーグ戦で敗れた中大と相まみえる。1番手・宇田幸矢(商4=大原学園)が敗れる波乱の幕開けとなるもその後は4連勝を果たし快調なスタートを切った。

 

◆9・1~14 秋季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)

▼9・1 対中大戦(代々木第二体育館)

〇明大4―1中大

 

 秋季関東学生1部リーグ戦(以下、秋季リーグ戦)初戦の相手は団体インカレ準決勝以来の対決となった中大。1番手・宇田は腰の痛みが影響し本来の実力を発揮することができず。まさかの敗戦となったが、2番手・宮川昌大(情コミ4=野田学園)は「自分の卓球をすることを心がけた」と冷静な試合運びを見せた。サービスエースや得意のフォアハンドで得点を重ね、第1ゲームを11―3の大差で獲得。その後も勢い止まらずストレート勝ちを果たした。セットカウント1-1で迎えた3番手・手塚崚馬(政経3=明徳義塾)は序盤から左右に揺さぶる攻撃を展開し試合の主導権を握り続け、チームは2連勝と勢いづく。

 

 続くダブルスは団体インカレ以来のタッグとなった宇田・松田歩真(商3=野田学園)組が登場。「お互いのいいところと悪いところを把握しながら試合ができた」(宇田)。息の合ったコンビネーションで多彩な攻撃を繰り出した。特に第3セットは7連続得点を決め相手を圧倒。チームカウント3―1と勝利に王手をかける。5番手・松田はダブルスからの連戦となったが気迫の込もったバックハンドで第1ゲームを先取。第2ゲームはデュースの大激闘の末14―16で敗れたものの「一旦落ち着いて一球一球やることだけ考えた」と集中力を切らさなかった松田。続く第3、4ゲームを奪取し開幕戦を白星で飾った。

 

 昨年度は6年ぶりのグランドスラムを達成したが、今年度はまだ一度も優勝できていない明大。「絶対に優勝して最後は笑顔で終わりたい」(宮川)。春季リーグ戦であと一歩届かなかったリーグ戦全勝優勝の目標を達成することができるか。チーム明大の真価が問われる。

 

[七海千紗]

 

試合後のコメント

宇田

――本日の試合で得た課題を教えてください。

 「たくさんありますが、台上技術からの展開が良くなかったのでそこをさらに良くしていかないとかなと思いました」

 

宮川

――インカレ団体からどのようなことを意識して練習してきましたか。

 「ラリーを1本多く返せたときに自分が崩れるというパターンが団体インカレで多かったのでサーブレシーブの精度を高めたりラリーになったときも我慢し粘り強くプレーすることを心がけてやってました」

 

手塚

――どのような気持ちで試合に臨みましたか。

 「2度の対戦経験がある相手で1勝1敗で負けて終わっていたのでやりにくい気持ちがありましたが、団体戦ということでチームのために戦う気持ちで挑めたのが勝因だと思います」

 

松田

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「リーグ戦の初戦で緊張もあって動きが固かったのですがそのような状況でもできることをして勝利につなげられたのは良かったかなと思います」