
試合後コメント(早大戦)/関東大学男子1部リーグ戦
関東大学男子1部リーグ戦、第3戦の対早大戦は格上を相手に8―1と歴史的勝利を飾った。こちらの記事では試合後のインタビューをお届けする。
横田大夢主将(政経4=足利大付)
――今試合はチームとして圧勝でしたが、振り返っていかがですか。
「正直初めて今回のリーグ戦でダブルスで勝ち越した状態で持っていけたので、僕らの全体認識としてダブルスを勝ち越した状態でシングルスに回すと、僕らはいい戦いができるというのがあると思います。それがしっかり実現した上でシングルスに回せて、過去2戦はS5、6が取れていなかったんですけど、それもダブルスの勢いでやっぱり相手にも多分プレッシャーがかかっていて取れたと思います。今までで一番いい試合展開ができたからこそ、今日は最終的には圧勝という形になりましたけど、勝ち切れたと思います」
――早大に勝つのは久しぶりということですが、その受け止めを教えてください。
「非常にうれしいですね。やっぱりその30何年ぶりの快挙を、自分たちの代で自分が主将として、チームとしてもやっぱりスタッフや監督とかも責任はあると思うんですけど、学生の中ではチームの結果に対して僕が責任を取らなきゃいけない立場だと思っていました。そういう立場に置かれている状況下で、勝ち方というのもギリギリではなく8-1で、しっかりほぼ完勝といってもおかしくないぐらいの感じだったんで、それは素直にうれしいです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「次はもう絶対勝たないといけない試合でもあるし、相手も絶対に負けられない戦いで向かってくると思います。今日の感じで中大戦に入っちゃうと、ほぼ間違いなく負けちゃうので、もう絶対にボロが出て、ぽろぽろぽろって1個、2個、3個と落としちゃって、変な空気になって、本来取れる場所も危うくなってきて、緊張して足がけいれんして負けちゃうみたいなことも全然あると思います。そして中大はシングルの上に出ている選手は全然強いので、しっかりダブルスで3-0つける勢いでぶつかっていきたいです。そして、もうシングルスの下の方で終わらせる勢いで、1個も渡さないような勢いで、しっかり全員で勝ち切るところまで集中したいです。出る選手だけじゃなく、そのサポートだったり審判だったり、一人一人の役目をしっかり果たすことができて、明治に勝つ流れを、空気を作り上げていけたら、絶対今回みたいな結果になると思います。まずはもう1回気持ちをしっかりと引き締めて、次の中大戦に臨みたいと思います」
坂井修造(理工4=湘南工科大付)
――今日の試合を振り返ってみていかがですか。
「まず今日は本当に早稲田に勝ちたい、勝たないとチームの状況として入替戦確定という崖っぷち状態だったんですけど、そこでみんなで気合いを入れ直して勝てたというのはすごく大きな結果だったかなと思います。個人的には僕の相手が、小学4年生からずっとテニスを一緒にやってきていて、1回も勝ったことがない選手でした。一番仲の良い選手でもあるので、それはほんとに因縁といいますか、もう絶対に勝ちたい選手だったので、そこで初勝利できたというのは非常にうれしい結果になりました」
――コントロールがすごいなと思ったのですが、いかがでしたか。
「大学4年生になってからそういうプレーを目指そうと思ってやってきました。元々自分はどんどん打っていきたい選手だったんですけど、それは自分に向いているプレーとマッチしていないなと思っていました。そのため相手を外に追い出したり、いろんな組み立て方をしたりするプレーを1年間練習してきて、その集大成としてこのようなプレーができたのかなと思っています」
――チームとしても大きな1勝だと思うのですが、いかがですか。
「多分明治が早稲田に勝つのが何十年ぶりとかのことなので、今日8-1で勝てたというのはすごい、ほんとにチームとしていい機会だったかなというふうに思います。今日の勝利に慢心せずに、いい意味で自信を持って、これからあと2戦は伸び伸びと勝てるようにやっていきたいなと思います」
飯田翔(商3=足利大付)
――ダブルスで勝利されましたが、いかがでしたか。
「今日はダブルスで絶対3-0か2-1じゃないときついと思っていて、 その中でD3が絶対取らなきゃいけないという感じで僕たちは入りました。僕もすごく緊張していて、僕以上に多分大夢さんが緊張していて、僕がいつもより頑張ろうっていう気で入って、それが結果としてプレーにもつながって良かったなという感じです」
――シングルスとダブルスで体の疲れが非常にあると思いますが、今のマッサージを受けていかがですか。
「体が結構毎試合ボロボロになるんですけど、トレーナーの浜田(健成)さんがいて100パーセントに戻るんで、トレーナーのおかげなんですよね。プレーが良くなる一つの理由としては、やっぱり浜田トレーナーがしっかりメンテナンスしてくれている、それが良いです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「僕はチームに2勝を持ってこられる立場というか、そういうポジションで今やっているんで、絶対にチームに2勝を持ってくること。そして、ただ勝つだけじゃなくて他のコートに入っているメンバーが安心してプレーできるように、僕がチーム全体の雰囲気をよくできるようにプレーして勝ちたいと思います」
今里翔吾(営2=海星)
――勝利して、今の気持ちを教えてください。
「今の気持ちはもう率直にうれしいですね。僕は関東学生の資格がなくて、無資格っていう状態で出させてもらって、相手は慶応の時もインカレ資格で今回の相手もインカレ資格だったんですけど勝つことができて、チャレンジ精神でいけていたのでとてもうれしい気持ちでいっぱいです。チームの勝利もこの勝利で決まったので良かったです」
――得意なプレーを教えてください。
「僕は結構最近フォアで回り込んでいきます。先ほどフォアの方が苦手って言ったんですけど、やっぱり自分で打っていくときはフォアの方が結構いいんです。打っていく中でも、山中(朝陽・文2=四日市工)や太田さん(翔・法3=大分舞鶴)みたいに僕は球がそんなに速いわけじゃないので、自分のストロークで相手を崩して、前に出てボレーで決めるという形が僕の得意のパターンなので、そこに持っていくためにずっとフォアでいきたいと思います」
――セットを重ねても、フォアが衰えずにラリーを制す場面が多かったように見えました。
「練習も結構きついんですけど、 僕は別に体力ある方ってわけではないんです。1試合目の慶応戦の時は、僕はファイナルセットでちょっと足にきちゃって。それは結構最初から1球1球を全部100パーセントで本気でいっちゃって、ファイナルセットいったら持たなかったって感じでした。今日は結構抜くとこは抜いて打たせてって形で、ペース配分をしっかり考えて温存できていたので、最後まで僕の体力も持ったかなという感じでした」
村田英夢(理工2=麗澤瑞浪)
――今日の調子はいかがでしたか。
「今日は結構サーブが調子良くて、途中ずっと良かったわけじゃなかったんですけど、 大事なところは結構調子上げられて、プレーできたのが良かったかなと思います」
――今日の試合のプレーで良かった点と悪かった点をお願いします
「良かったところは、サービスが安定して2人ともキープすることができたことです。チャンスで高畑くんの方のサーブをしっかりブレークできるリターンを持っていけたので、高畑サーブで勝負をかけるというのが良かったです。悪かったところは森田サーブの方でもチャンスがあったんですけど、 2連続でポイントが取れないことが続いて、ブレークできなかったので、そこをもう1回ブレークできたら相手はどっちもブレークされたことになるのでメンタルにダメージを与えられて良かったかなと思います」
――勝てた勝因は何だと思いますか。
「最後タイブレークで結構お互い緊張する場面で声を出して、キープキープってやっぱり苦しい展開なんで6-6まで行く中で、ずっとモヤモヤしてすっきりしない展開の中で、へこまないように声を出して明るくしたところです。途中、朝陽のサーブがブレークされたりして、ちょっとやばいかなっていう雰囲気もあったんですけど、なるべく下を向かずに明るくやっていけたので、最後は相手より全然勢いがあったんで、その雰囲気作りが良かったのでどうにかなったと思います」
山中
――ダブルスの勝因を教えてください。
「2人でやっぱりできることを理解して、堅くプレーできたかなって思います。抑えるところは抑えて、チャレンジするところはチャレンジしてというふうにメリハリが試合の中でできていたので、そこが良かったかなと思います」
――今日のシングルスの試合はいかがでしたか。
「今日の相手は新進と対抗戦でも負けていて、2敗している相手で結構嫌な相手ではあったんですけど、横でやってた坂井さんがいい流れで試合してたんで自分も結構思い切ったプレーができて、相手も崩れてくれたんでよかったです」
――シングルスはどのような調子で戦いましたか。
「結構メリハリをつけて試合することを意識しています。声を出すところは声を出して出さないところは出さないというか、結構メリハリつけてやっています。相手の主審のミスジャッジとかで結構相手が崩れてくれていたんで、その崩れた中でも自分の気持ちが流されないように心掛けていました」
――ありがとうございました。
[萩原彩水、渡辺悠志郎、大橋英晃、保坂啓太郎]
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