
(8)田邉太一/関東大学1部リーグ戦事前インタビュー
ついに開幕する関東大学1部リーグ戦。例年とは異なった開催方式のため1次リーグでどれだけ勝利を重ねられるかがカギとなる。主将でエースでもある田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)を中心に目標のリーグ上位へ。今回は勝負の時を待つ選手のコメントをお届けする。
第8回は田邉太一のインタビューです。(この取材は8月22日にオンラインで行われたものです)
――今季これまでの試合や練習を振り返っていかがでしょうか。
「新人戦もあってだいぶ試合に慣れてきていて、今年は下級生の勢いがとても良いです。1、2年生も中心になる時間帯もあるので、今季やってきていいところかなと思っています」
――リーグ戦でのチーム目標を教えてください。
「リーグ戦は6位以上をチームに目標としています」
――個人目標はいかがでしょうか。
「チームのキャプテンとして、4年として、しっかりチームを勝てる方に引っ張るためのプレーができればなと思っています」
――今年度からリーグ戦の開催方式が少し変わったと思いますが、そのことについてどう思いますか。
「昨年は同じ相手と2回ずつ試合ができ、1巡目にケガ人やいないメンバーがいて、出だしをミスしてしまっても、後半でなんとかして取り返そうとできました。しかし、今年はやはり1次リーグで上位リーグ入りが分かれてしまうので、入りからしっかり100パーセント出せるようにというのは心がけて練習しています」
――自分がチームにどのように貢献したいと考えていますか。
「試合をやっていく中で、1年生の頃から他の選手に比べて、飛び抜けて突出した才能があるわけではないので、試合によって必要なプレーや、今3Pシュートが入っていないから積極的に狙うとか、失点が多いからディフェンスを頑張るとか、そういったことが自分にできることなのかなと思っています」
――主将としてここまでやってきたと思われますが、その中で苦悩などはありましたか。
「ただプレーすることと、チーム全体のことを考えながらプレーすることでは全然違います。(主将になる前は)自分のプレーにフォーカスして、いかに自分のため、チームのために何ができるかということを考えればよかったのですが、(主将になってからは)このチームの運営や練習メニューも学生コーチと話しながら決めています。バスケット以外の時間帯でも考えることが多く、チームをまとめると大変だなと思いました」
――他の4年生に支えてもらったエピソードはありますか。
「やはり練習中の雰囲気作りやチームとして何か新しいことをやろうとした時に、同級生には先にこういうことをやりたいと話しておくようにしています。例えば、最近チームの声が少ないから、練習の雰囲気を上げるためにも積極的に声を出してほしいということで、一緒にチームを引っ張ってきました」
――4年生同士で何かリーグ戦前に話したことはありますか。
「4年生はどうしても就活などがあって、練習になかなか来られない時期があり、その一時期、自分の将来のことでバスケットに100パーセントフォーカスできない時期がありました。ある程度みんなの就活が終わった時期に、もう1回そのバスケットにフォーカスして、あと残り少ないから気合入れて頑張ろうというようなミーティングはしました」
――昨年度のチームと今年度のチームを比較して、今年度のチームの特色が何かあれば教えてください。
「昨年の4年生がほとんどシューターのようなポジションが多く、自分がアタックして周りにさばいて3Pシュートが中心のチームでした。しかし今年は3Pシュートは全員打てるのは変わらないのですが、全員リングにアタックしていき点が取れるようなチームで、全員がオールラウンドなプレーができるので、そこが昨年とは少し違うのかなと思います」
――田邉選手が期待している選手は誰かいたら教えてください。
「そうですね。平松(克樹・情コミ3=福岡大大濠)、越田(大翔・政経3=仙台大明成)、武藤(俊太朗・政経1=開志国際)には頑張ってほしいなと思っています」
――具体的に練習とかを見てそう思っている感じですか。
「武藤は代表の活動行っていて、いろいろな経験もあります。平松と越田に関してはプロを目指して一番練習に真面目に取り組んで、練習時間外も自主練などを一生懸命頑張っているので、そういった選手にしっかり試合で活躍してほしいなと思います」
――先ほどチーム目標をお伺いしましたが、達成できる自信はありますか。
「今年のチームは誰をベンチメンバーに入れるか、とても悩みました。もう本当に誰が(ベンチに)入ってもおかしくない、誰が外れてもおかしくないという状況で練習の緊張感があり、昨年より質がいい練習ができています。その点でやはりリーグ戦6位以内というのは全然狙えるのかなと思っています」
――リーグ戦への意気込みをお願いします。
「自分にとっては最後のリーグになるので、その目標である6位以内に入ってしっかりインカレにつなげたいです。そしてやはり後輩たちのためにも、なるべく勝って、下級生もたくさん(試合に)出して、来年につながるようなリーグにできればなと思っています」
――ありがとうございました。
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