専大に惜敗 熱戦を繰り広げる/関東大学1部リーグ戦

 リーグ戦第2戦目は強豪・専大と対戦。序盤から両チーム一歩も譲らない試合展開となった。前半から3Pシュートを高確率で沈めるなど流れを引き寄せ、食らい付く姿勢を見せた明大。後半に入っても拮抗した試合運びをするも、相手の高さのあるプレーの前にあと一歩及ばず。70―78で惜しくも敗戦となった。

 

◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼8・27対専大戦(日体大世田谷キャンパス)

明大70{25-19、15-22、14-16、16-21}78専大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)

 

 「出だしはとてもいい形で入れた」(伊藤)。昨年度の1部リーグ戦2位の強豪相手に、チームの強みを存分に発揮した。第1Q、山内のドライブインからの得点や針間の3Pシュートが決まり幸先良くスタート。ベンチも大いに盛り上がる。その後、相手にオフェンスリバウンドを多く許す時間帯もあったが、粘りのプレーを続けた。第1Q残り2分の場面では、「3Pシュートを決め切らないと勝てないという意識で臨んでいる」と話すPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)が精度の高い3Pシュートを連続で沈め、相手に流れを渡さなかった。また「チームを勢いづける3Pシュートを、全員が思い切って打てた」(伊藤)と振り返るように、どこからでも積極的に狙うチーム全体の意識が功を奏した。競った展開の中でも得点を重ね、このQを25―19の6点リードで終える。第2Qも序盤からドライブで果敢に攻め込んだ。しかし高さのある相手にインサイドで得点を許す場面が増え、徐々に僅差にもつれ込む。互いに主導権を握らせない白熱した試合展開となった前半は、40―41で折り返した。

 

 先に自らのペースに持っていきたい第3Q。序盤は速攻を絡めた専大ペースで進み、開始5分ごろまで次の得点が奪えない苦しい状況が続く。その中でもリードを広げさせなかった。越田が3Pシュート、続けてパスカットからの速攻でレイアップを沈め、54―51と一時逆転に成功する。しかし、すぐさま専大がタイムアウトを取ると、その後は再び専大優勢に。同点に追いつかれると、終了間際の残り5秒で3Pシュートを決められ、54―57と再度逆転を許してしまう。続く第4Qでは相手のペースとなる。「高さで勝てず、リバウンドを取られてしまった」(伊藤)と、上手く対応しきれない部分が目立ち始め点差が広がった。PF結城智史(営4=土浦日大)や伊藤のシュートで最後まで追い続けるも、あと一歩及ばず。専大との一戦は70―78でゲームセットとなった。

 

 次戦は日大との対戦が控えている明大。引き続き手ごわい相手との試合だが、「土日で連戦になりますが目の前の試合に集中していきたいです」(平松)。選手たちのさらなる活躍に期待したい。

 

[橋本太陽]

 

試合後のコメント

伊藤

――1年生も多く試合に絡んでいましたが、連携などはいかがでしたか。

 「スプリングトーナメント、新人戦と今までやってきて1年生が素晴らしい活躍をしてくれていると思います。自分たちが1年生の時も言われていた通り、勢いよく、失敗を恐れずにやるということを彼らには言っていて、気持ちよくシュートを打たせてあげたり、 ハッスルプレーっていうのを期待して試合に一緒に臨んでいます」

 

平松

――次戦に向けて個人として意識しいていくことはありますか。

 「僕としては3Pシュートが当たっているので、どんどん打っていこうと思います。また、オフェンスが止まってしまう場面があるので、パスやドライブで周りを動かしていきたいです」