インカレ直前インタビュー①/日本学生選手権

2023.08.29

 いよいよ日本学生選手権(以下、インカレ)が始まる。昨年度、男子は総合2位、女子は総合7位という結果に終わった。今年度、男子は天皇杯奪還、女子はシード権死守を目標にインカレに臨む。

 

 今回は、そんな代表レースに挑む明大勢の大会直前インタビュー第1弾。林太陽(商4=武南学園武南)男子主将、水口知保(営4=目黒日大)女子主将、松山陸(商4=春日部共栄)、栁川大樹(政経3=日大藤沢)の大会に懸ける思いをお届けする。インカレ開幕まで――あと2日。

 

――チームの雰囲気はいかがですか。

 「1年生に強い選手が入ってきてくれて、そのおかげで優勝できる位置にいます。1年生はインカレは初めてで、チーム選定もなかなか経験したことがないので、チームで戦うという意識が少しない選手もいました。しかし最近になって、チームで声を出し合ったりとか、練習からすごくいい雰囲気になっています」

 

――集大成となるインカレに向けて特に力を入れて練習してきたことはありますか。

 「平泳ぎは結構感覚が大事になってくるので、いい泳ぎで速く泳ぐということを目標にしています。抵抗が1番大きい泳ぎなので、そこをいかに効率よく泳ぐかということを磨いてきました。昨年ぐらいまではただ練習を頑張ればいいと思っていましたが、練習タイムばかり読むんじゃなくて、泳ぎも意識しながら練習を頑張るということを意識してきました」

 

――意気込みをお願いします。

 「主将として3年ぶりにこのチームを日本一に導くという責任があるので、何がなんでも果たしたいと思います。個人でも悔いのないように、水泳人生最後、有終の美が飾られればいいなと思っています」


水口

――昨年度から何か変化したことはございますか。

 「去年までは全国や世界の舞台でメダルを取ったことがありませんでした。しかし去年のインカレが終わってから日本選手権とかジャパンオープン、今回のワールドユニバーシアードもそうですし、3大会でメダルを取ることができました。やっぱりメダルを取るということが私の中ですごく自信につながっているので、この勢いでインカレでも頑張れたらなという思いです」

 

――最後のインカレとなりますが、特別な思いなどがございましたら教えてください。

 「私は高校2、3年生ぐらいの時にスランプに陥っちゃって、そこから水泳をうまく楽しめなかったり、水泳との向き合い方が分からなかったりした時期がありました。明治大学の水泳部に入ってインカレを経験した時に、水泳の楽しさを肌で感じて、水泳というものをまた一から楽しむことができました。明治大学水泳部の方に恩返しという気持ちも込めて、最後のインカレは全力で頑張りたいなと思います」

 

――水口選手個人と、女子主将としてチームの目標を教えてください。

 「個人としては200メートルバタフライでは優勝することです。女子チームの目標としてはシード権死守です。選手は結構少ないんですけど、一人一人は絶対強い力を持っているので、一人一人が全力を出せるように、女子主将としてできることをやりたいと思います」

 

松山

――インカレの目標について、個人とチームでそれぞれ教えてください。

 「チームとしてはぶっちぎりで2位と大差をつけて、男子総合優勝することです。個人の目標としては、200メートル背泳ぎは少し最近結果に伸び悩んでしまっているので決勝進出を目標に頑張ります。100メートル背泳ぎの方では僕が1番で大樹(栁川)とワンツーフィニッシュできるように頑張りたいです」

 

――それぞれの目標達成に向けて、何かカギとなるポイントはございますか。

 「やっぱり水泳って個人種目かなと高校生ぐらいまでの時は思っていました。しかし大学1年生でインカレ総合優勝した時に、自分が思っていた以上の力を発揮できたので、いい雰囲気で総合優勝に向かっていくぞっていう勢いがあると、精神的にも勢いがぐっとつくので、いい雰囲気がカギかなと思います」

 

――意気込みをお願いします。

 「栁川大樹が世界水泳で活躍している中、自分はまだふがいない結果なので、入江さん(入江陵介・イトマン東進)の後継者は自分だよということもアピールできるように、大樹にしっかり勝って、総合優勝に向けてチームに貢献ができるといいなと思います」

 

栁川

――世界水泳で活躍した大学生がインカレにも出場してくると思いますが、そういった大学生選手の活躍を見ていていかがですか。

 「僕と同じ年代の人たちが活躍していると本当に刺激になるし、その中でも僕が1番飛び抜けたいと思っているので、いい刺激をもらっています」

 

――意気込みをお願いします。

 「100メートル背泳ぎも200メートル背泳ぎも今年はやはりこの3年間で1番レベルが高い年になると思うので、しっかりどっちも優勝して、明治も総合優勝できれば最高だなと思います」

 

――みなさんありがとうございました!

 

[競泳担当一同]