
追い上げ見せるも及ばず 開幕から2連敗/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ2戦目は日体大との対戦。前半、ミスから速攻が得意な相手に走られ点差を離されてしまう。それでも前半の反省を生かし後半は積極的なプレーで猛追を見せた。しかし反撃も及ばず敗戦。秋季リーグ戦初白星はお預けとなった。
◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼8・27 対日体大戦(国士大多摩体育館)
明大36{15―21、21―19}40日体大○
黒星から一夜、会場をホームからアウェーに移して試合に臨んだ。相手は今年度の春季リーグ戦で勝利を収めた日体大。今試合も勝ち星が期待されたが「終始相手のペースで苦しい展開だった」(谷口尊主将・商4=北陸)。連続得点や荒田隼弥(法4=洛北)の好セーブで流れをつかんだかと思われたのもつかの間。明大から退場者が出るとそのスキを突かれ、すぐに同点に追いつかれてしまう。負けじとカウンターを仕掛けるも「雰囲気や気持ちで負けていた」(武良悠希・政経4=北陸)。相手の応援にも圧倒されシュートを決め切ることができず、反撃の兆しが見えないまま15―21で試合を折り返す。
逆転を懸けた後半。「ハーフタイムで選手たちがやることを再確認して組み立て直すことができていた」(加藤良典監督)。ルーキー・小泉涼太(農1=藤代紫水)の鋭い角度からのシュートや谷口の連続ゴールで追い上げを見せ始めた。さらに、積極的なプレーで相手のファウルを誘うと外種子田渓太(商2=国分)が7メートルスローを確実に決め、得点を重ねていく。反撃の兆しが見え始めたところで相手も3人が退場し、明大にチャンスが訪れる。しかし「みんな焦っていた」(武良)と相手の猛攻を止めることができなかった。最後は相手キーパーにシュートを止められ試合終了。追い上げもむなしく36―40で日体大に敗れた。
秋季リーグが開幕してから未だ勝ち星を挙げることができていない明大。しかし筑波大戦の課題であった立ち上がりに関しては「悪くなかった」(加藤監督)。試合に臨むごとにチーム全体が成長しているはずだ。次の相手は変則ディフェンスが特徴的な国士大。限られた時間でどのように修正していくか。秋季リーグ戦初勝利に向け、チーム力が試される。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
加藤監督
――開幕から2戦を経て見えた課題を教えてください。
「春リーグが終わってからディフェンスを中心に修正してきましたが2試合とも失点が30点を超えていたので、そこの部分を修正して来週に向けてやっていかないといけないなと思います」
谷口
――今日の試合を振り返ってチームの課題であるディフェンスはいかがでしたか。
「相手の思うようにボールを回されて上から気持ち良くシュートを打たれてしまっていたので、ディフェンスという面では課題が多いなと感じています」
武良
――相手の速攻への対応はいかがでしたか。
「集中力がなかったときにやられたっていうのが一番展開も悪くなって、自分たちの雰囲気も悪くなったと思います」
小泉
――アウェーの雰囲気の中で得点を挙げることができた理由を教えてください。
「相手が少ない状況で先輩たちがボールを回してくれたので、シュートまでいくことができました」
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