
早大と白熱の戦い! リーグ戦好発進/関東大学1部リーグ戦
長きにわたる戦いの火蓋が切って落とされた。初戦の相手は、昨年度のリーグ戦で敗北を喫した早大。序盤から熾烈(しれつ)な点取り争いが繰り広げられた。点差を広げながら試合後半を進め、見事初戦を白星で飾った。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼8・26対早大戦(日体大世田谷キャンパス)
○明大95{29-23、19-18、22-19、25-17}77早大
スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)
今回の相手である早大に「苦手意識はあります」(結城智史・営4=土浦日大)と言うものの、今年度の関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)は例年よりも負けられない。開催形式の変更により、1次リーグで上位チームと下位チームに分かれる仕様になったため、1次リーグの重要性がより一層増すこととなった。その中で迎えたリベンジ戦。第1Q、出だしは双方ともに3Pシュートを決め合う激しい点の取り合いとなった。互いに差の開かない展開となるが、ここで粘り強さを見せた明大。ゴール下からのシュートやフリースローを越田や鬼澤が確実に決め続け、6点差で第1Qを終える。第2Qでも攻守の入れ替わりが激しい展開が見られたが、点差を9点に広げて終えた。
明大の流れが来ていた。このまま勝ち続けるために、ハーフタイムでは「オフェンスは自分たちのやりたいことを継続してしっかり点を取りながらも、(ディフェンスでは)相手のやりたいことをやらせずに失点を抑えれば点差が開くこと」(田邉)を再確認し、後半に挑んでいく。第3Q最初の得点は明大が先取。しかし前半同様、互いに得点の決め合いとなるが、前半よりもファウルが増えて試合は激しさを増した。コート内の選手の声も次第に大きくなっていく。攻撃面では「リバウンドや速攻での得点、3Pシュートも決められた」(結城)と語る結城の連続得点が目立ち、その点差は10点に。第4Qに入ると、早大の巻き返しによって、追い込まれる場面もあったが、すぐさま3Pシュートで返して流れを取り戻した。その後、早大のタイムアウトが入るものの、勢いを落とさない明大は伊藤治輝(政経3=仙台大明成)のダンクシュートを含めた4連続得点を決める。最後までリードを保ち、勝利を収めた。
リーグ戦初戦という大事な試合で、かつて2連敗した早大を破った明大。「自分たちが結構やってきた3Pシュートのところは、チーム全体で沈めることができた」(田邉)と練習や対策が上手く発揮される結果となったが「1対1のところでやられたところが多かった」(田邉)と課題も見つかった。次の相手は、昨年度リーグ戦2位の専大。留学生を有する相手に対し「ある程度やられるのはしょうがないので、やられた後のリスタートなどを意識してやっていきたい」(結城)と意気込んだ。系統の違う相手との連戦となるが、この勢いを落とさずに目指すは開幕2連勝だ。
[中川美怜]
試合後のコメント
田邉
――本日の試合を振り返っていかがでしたか。
「オフェンスに関しては、前半から自分たちがやりたいバスケットボールをずっとできていて、 前半の課題だったディフェンスも後半で修正することができて、しっかり点差が開けて勝つことができたので、そこはすごく良かったなと思います」
――チームへの声掛けの場面が多く見られましたが、意識されていましたか。
「一応チームの中心として声出すようには心掛けていました。やはり伊藤が学生選抜で海外に行っていて、まだ合流して1週間も経ってないことと、あと結城が病気から復帰して2~3日目で、あまりチームに馴染めてないところがあり、そこはコミュニケーションを取ってチームとしてやらなければいけないというのがあったので、今日は特にそれを意識していました」
結城
――本日の試合を振り返っていかがでしたか。
「昨年度のリーグ戦で勝てなかったチームと最初のゲームだったので、このゲームを取れるか取れないかで、リーグ戦の良し悪しが決まると思って臨みました。結果的に苦しい時間帯もありましたけど、しっかり我慢して再度点差をつけられたので良かったと思います」
――次の試合に向けての意気込みをお願いします。
「留学生がいるチームにしっかり勝っていかないと上位リーグに食い込んでいけないので、最初から勝つ気持ちというのは持ってやっていきたいなと思います」
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