
秋季リーグ開幕 筑波大に黒星発進/関東学生秋季1部リーグ
全日本学生選手権(以下、インカレ)のシード権につながる秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)が開幕した。初戦の相手は公式戦で4年間白星を挙げることができていない筑波大。悲願の勝利に向けて臨んだ前半、立ち上がりからうまく流れをつかむことができず12ー19で折り返す。後半戦は序盤こそ速攻で得点を重ねたものの、明大のペースに持ち込むことができず26ー34で試合終了。悔しい敗戦となった。
◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼8・26 対筑波大戦(明大和泉体育館)
明大26{12-19、14-15}34筑波大○
残暑が厳しい中、今年度も秋リーグが幕を上げた。明大がこの秋目指すのは「優勝」。優勝に向けて重要となる第1戦では、筑波大と激突した。
「準備をしてきたことが立ち上がりからできなかった」(谷口尊主将・商4=北陸)。ポストを使って巧みに攻めてくる相手を夏の期間に高めてきたディフェンス力で封じようとしたものの、素早い正確なパス回しと攻撃から崩されてしまう。じわじわと開く点差に焦る明大セブン。20分を過ぎたところで明大はタイムアウトを取った。そのタイミングでメンバーを入れ替え得点を重ねようと試みたが、ディフェンスで退場者を出してしまうなど、なかなか差を縮めることができない。流れに乗ることができないまま12ー19でハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がり、サイドに投入された新戦力・小泉涼太(農1=藤代紫水)の外側に流れながらの難しいシュートが決まり、明大がやりたかった形の速攻を見せつける。「速攻の得意なメンバーでいくというのは決めていた」(前川貴弥・文4=粉河)。セットオフェンスでは、前半に息を潜めた武良悠希(政経4=北陸)の精密なサイドシュートや尾谷浩希(法3=愛知県私立愛知)の切り込みからのシュートで得点を重ねる。しかし、相手に5連続得点を許すなど最後まで筑波大のディフェンスを攻略することはできず。26ー34で開幕戦は幕を閉じ、筑波大に勝利を献上した。
優勝に向けて大事な1戦目を落としてしまったチーム明大。「後半の立ち上がりにかみ合った速攻を次の試合に生かしていきたい」(前川)と収穫もあった今日の試合。明日の日体大戦や続く今後の試合では目にも留まらぬ速さで敵陣を攻め立て、勝ちを重ねることだろう。
[堀純菜]
試合後のコメント
谷口
――最近のチームの状態や雰囲気はいかがですか。
「8月の合宿ではそれなりに出来上がって、ディフェンスは出来上がってきて、どこが相手でも守れていたのですが、今日は受け身になってしまったのでうまくいかなかったです」
――明日の試合に向けて意気込みをお願いします。
「今日の結果は戻ってこないので反省するところは反省して、しっかり切り替えて気持ちを強く臨んでいきたいと思います」
前川
――試合を振り返っていかがですか。
「今までの試合で最初から流れが悪く入ったらこの試合を引きずってしまうと分かっていたので、最初の立ち上がりをしっかりしようとみんなで話していました。ですが、最初自分たちがあまりうまくいかなくて、そのままずるずる悪い雰囲気を持っていってその点差が今日の最終のスコアにつながったと思います。立ち上がりの悪さが今日の敗因かなと思います」
――4年生ですが、ハンドボールは続けますか。
「自分はプロではやらず、クラブチームでやる形になり、学生のハンドボールをできるのはあと数カ月になります。大学の集大成ということで気持ちを入れて秋リーグ、インカレに行きたいと思います」
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