インカレ直前特集2023(2)トラック班インタビュー! 3、4年生編

2023.08.24

 いよいよ全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)が始まる。昨年度、トラックは表彰台が一つにとどまる悔しい結果に終わった。今年度こそ、大学自転車競技界の頂きに。明大自転車部の活躍に期待したい。

 

 第2回はトラック班の3、4年生5選手のインタビュー記事です。大会に向けての意気込みを語って頂きました。(取材は8月10日に行ったものです)

  

野中龍之介主将(営4=法政二)

出場予定種目:ケイリン、1キロメートルタイムトライアル、チーム・スプリント

――主将として今シーズンを振り返っていかがですか。

 「昨年度のインカレで、トラック班は思うような成績が残せなくて、どこがダメだったのかと考えた時に、点数の高い団体種目で上位に食い込むことができていなかったので、今年度はそこを強化していこうと4年生で話していて、それに向けてみんなが集まる時は団体練習をメインにしっかり練習していこうという感じでやってきました」

 

――実際に練習してきて、成果としてはいかがですか。

 「短距離の団体種目と中距離の団体種目は両方ともインカレでは上位に食い込めるんじゃないかというぐらい成長はしていて、結構期待できると思います」

 

――インカレを直前に控えた現在の心境はいかがですか。

 「僕たちはこれで引退ですが、僕は自転車を高校から始めたので7年目で来年からはプロに行く予定なので、本当に競技生活最後の集大成というか、絶対にここで優勝して有終の美を飾れるようにしっかりやれることやって頑張ります」

 

――今年度のチームの特徴を教えてください。

 「上下関係がないというわけではないですけど、コミュニケーションもしっかり取りながら、下級生も上級生に対して意見が言える環境です。楽しいというか、難しいですけど、変に張り詰めている感じではなくて、高め合えるチームなのかなとは思います」

 

――同期に対する思いをお聞かせください。

 「僕たちの代は、他の代よりもなんか仲いいなっていう部分があって、一緒に練習したりとか、4年間しっかり高め合ってきた仲なので、最後のインカレで4人みんなで笑って終われるようにしたいなっていう気持ちが大きいです」

 

――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「主将として今年1年やらせてもらって、やっぱりこのインカレは大学対抗という面でも監督さんたちも期待している部分なので、しっかりそれに応えられるように、あと2週間どこまでいけるか分からないですけど、しっかりチームで高め合って総合優勝できるように頑張っていきたいと思います」

 

小池陽斗(法4=北桑田)

出場予定種目:チーム・パーシュート

――昨年度のインカレを振り返っていかがですか。

 「昨年度のインカレは、どちらかというと今よりも体制が上手くいってなくて、みんなバラバラな目標を持って走っていた部分があります。ここだけは絶対に勝ち取るというのがなくて、チーム種目も曖昧に、個人種目も曖昧に、どっちつかずになって練習を行っていた状況にありました」

 

――それを踏まえて、今年度のチームはいかがですか。

 「今年度のチームは自分が副キャプテンであり、中距離キャプテンでもあるので、僕個人としての今年のシーズン目標は、チーム・パーシュートで優勝することだったのですが、中距離では、一致団結して、意識的に練習してきたので昨年度とは全然違うと思います。タイムも今までよりもよく出ていて、なんなら明大の歴代の中で1番のトップタイムを叩き出したので、結構いいメンバーが揃ってるかなと思います」

 

――個人、チームそれぞれでの目標を教えてください。

 「中距離だととりあえず、団体追い抜きは優勝を目指しています。メダル獲得は最低目標で、個人種目に至っても、中距離でいうとマディソンは優勝できる立ち位置にはいると思います。あとは総合的に、短距離、中距離、長距離のロードも合わせて、総合優勝を目指しています」

 

――インカレへ向けての意気込みをお願いします。

 「もう4年生で、最後の追い込みとして今シーズン頑張ってきたので、 自分が目標とするチーム・パーシュートで優勝できるように、あと2週間、本気でまた1からチームづくりしていって、最高の状態で臨みたいと思っています」

 

吉房暖人(政経4=岡山工)

出場予定種目:スプリント

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「短距離に移行してからは思うように成績を残せてなくて、試合でのタイムが悪かったのですが、練習中のタイムはぼちぼちいいタイムが出てきているので、ラストのインカレでしっかりとタイムを出せるように調整してきたいです」

 

――短距離に移行した理由はなんですか。

 「競輪選手になるために、その養成所の試験を受けるのですが、そうなった時に中距離の練習でもいいのですが、受けるなら本格的に短距離の練習だけの選手になってやっていった方がいいなと思ったので、今年1年は短距離選手として移行しました」

 

――実際に移行してみていかがですか。

 「距離がだいぶ中距離の時よりも短くなって、短くなるから楽ってよりは、短い分そこに集中して一番力を出すことが大事になってきて、距離は短いのですが、中距離とはまた違ったキツさがあって、難しいですが楽しいです」

 

――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「最後のインカレなので、明治の総合ポイントに1ポイントでも多くのポイントを入れられるように、ベストを尽くして頑張りたいと思ってます」

 

吉岡優太(政経4=取手一)

出場予定種目:スプリント、チーム・スプリント

――今年度の活動を振り返っていかがでしょうか。

 「今年度は腰の故障がずっと続いていて、 7月の全日本でやっと腰が治って、気持ちよくシーズンに入れたので、インカレも気持ちよく走れそうだなっていう感じです」

――最後のインカレに特別な思い入れはありますか。

 「特別なことは特にないかもしれないです。いつも通りしっかりやるだけです」

 

――インカレを直前に控えた今の心境はいかがでしょうか。

 「1か月前の全日本で3位入賞ということもあって、今まで勝てなかった相手にもちゃんと対抗はれるようになってきたので、今年度のインカレは何としても表彰台に立ちたいなっていう気持ちです」

 

――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「総合優勝を目指して。しっかり個人で結果を残して頑張りたいです」

片岡遼真(法3=福井県立科学技術)

出場予定種目:チーム・パーシュート、マディソン、インディヴィデュアルパーシュート

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「去年はタイム系に力を入れていたんですけど、今回はレース系に絞って優勝を目指しています。東日本(学生選手権トラック)ではいい感じのタイムを残せたんですけど、個人的には表彰台には乗れなかったので悔しい点ではあります」


 ――どのような点に力を入れて練習されてきましたか。

 「持久力、ロールトレーニングに力を入れて、インターバル走に積極的に取り組んできました」


 ―4年生との最後のレースになりますが、何か感じることはありますか。

 「1つ上の代の先輩方とは、関わりが一番深かくて、今までずっと一緒に大会に出てきたので、今回最後となるとやはり悲しいですし、一緒に喜びを分かち合いたいという気持ちがあります」 


――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「個人種目も団体種目も、最低目標が表彰台に乗ることなので、優勝できるように積極的な走りをしていきたいです」

 

――5選手とも、ありがとうございました!

 

◆文部科学大臣杯 第78回全日本大学対抗選手権◆

トラック:8月25日~27日(TIPSTAR DOME CHIBA 250m)

ロード:9月3日(長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周13.4km)