
泉水が10位 昨年度からの成長見せ、インカレ確実か/関東学生個人選手権本選
全日本学生個人選手権(以下、インカレ)の出場を懸けた関東学生個人選手権本選が開幕。大会初日は男子の部が行われ、明大からは8月上旬に行われた予選を勝ち抜いた12人が出場した。今大会では競技前半と後半でそれぞれ6エンド行射し、計72射の合計得点で順位を競う。泉水俊亮(法3=桐光学園)が10位と健闘を見せ、明大男子勢トップの624点を記録した。
◆8・23~24 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)
▼リカーブ:70メートルラウンド 男子の部
泉水――624点・10位
舘 ――601点・16位
矢野――578点・33位
平安名――573点・36位
関 ――572点・38位
薩摩――565点・47位
武藤――565点・48位
松岡――556点・57位
山本――553点・64位
瀧本――548点・69位
大本――542点・74位
山岡――538点・75位
肌を刺すような真夏の日差しが照り付ける中、インカレ出場の切符を懸け迎えた関東学生個人選手権本選。昨年度、わずか数点差でインカレ出場を逃した泉水は「今年度は(今大会のために)かなり練習してきた」と満を持して挑んだ。自身の射形を分析し、試合中は「構えた時に親指を真っすぐにすることと、腕を返すこと、真っすぐ引くこと」の三つを意識することを徹底。途中、吹く方向がまばらで対処しにくい風に苦しめられるも、何とか持ちこたえ明大トップの624点を記録した。昨年度の泉水の成績は569点で44位。今年度は最終順位10位と大幅な成長を見せ「かなりいい感じで打てた」と安どの表情で大会を終えた。
一方で578点を記録した矢野月海(法3=新島学園)は悔しさをにじませる。「最初緊張して思うようにいかなかった。自分でそれを分かっていたにもかかわらず、修正できるところまでもっていけなかったことが一番悔しい」と点数が振るわない状況からの〝修正力〟を課題に挙げた。また、チーム内2位通過の舘柾臣(法3=N)も「毎回練習通りの打ち方ができるようにするためには体力が必要」と、さらなる鍛錬を誓った。
今試合で実力を発揮することができた選手もそうでなかった選手も次戦への確かな足がかりをつかんだはずだ。各ブロックの予選の上位者のみが出場できるインカレは約1カ月後に控える。選手たちは全国の舞台でさらにパワーアップした姿を見せてくれるだろう。
[井手満菜]
試合後のコメント
泉水
――今試合を振り返っていかがですか。
「風の吹く方向が一定ではなくて、ばらばらだったので、そこが難しかったですが、いい感じで打てたと思います。しかし、もったいない射も多くて、あと20点くらい取れたかなと思います」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「これから夏合宿なのでもっと練習して、来月のインカレに向けて上位入賞できるように頑張りたいです」
舘
――今試合を振り返っていかがですか。
「調子が良くなかったので、緊張せずに自由に打つことを心掛けました。自分の中の理想のフォームに近い状態では打てたのかなと思います」
――昨年と比較して、チーム全体としてはいかがですか。
「後輩が結構成長してきていると思います。(後輩には)場慣れして、実践経験を積んで、緊張せずに打てるようになってほしいと思います」
矢野
――今試合を振り返っていかがですか。
「最低でも600点を取って、打ち感良く当てることが目標でしたが、(点数に)納得いかないですし、打っている感触も悪かったのであまり良くないなと思います。波があっていいところは良かったのですが、悪いところはガクっと下がってしまいました」
――今大会で得た課題と収穫を教えてください。
「課題は大きな大会になるとあまり攻めることができなくなってしまうことです。収穫はいつも通り打つことができれば当たるので自分を信じればいいかなと(今試合を終えて)思いました」
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