インカレ直前特集2023(1)トラック班インタビュー! 1、2年生編

2023.08.23

 いよいよ全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)が始まる。昨年度、トラックは表彰台が一つにとどまる悔しい結果に終わった。今年度こそ、大学自転車競技界の頂きに。明大自転車部の活躍に期待したい。

 

 第1回はトラック班の1、2年生5選手のインタビュー記事です。大会に向けての意気込みを語って頂きました。(取材は8月10日に行ったものです)

 

小泉響貴(政経2=浦和北)

――今大会の具体的な目標はありますか。

 「自分は団抜き(4キロチーム・パーシュート)は4分6秒台を出して学連記録、マディソンは練習の時から片岡遼真(法3=福井県立科学技術)さんとペアなので、2人で全力を出し切って表彰台に乗ることです。ロードレースは昨年度総合優勝したので、今年度も同様にうまく走られればいいと思います」

 

――片岡選手への思いについてお聞かせください。

 「個人種目ではポイントレースでお互いが1位2位だったりしていて、競い合ってきました。今までライバルだったのが今回はマディソンで一緒に走れて、しかも強い先輩なので本当に心強いです。片岡さんに迷惑をかけないように走るだけかなと思います」

 

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「出た種目全てにおいて明治大学がポイントを取れるように頑張っていきたいです。昨年のロードは前半の逃げに全て乗って、先輩方に集団で足を溜めさせることができました。今回もしっかりと前半で逃げて、少しでもみんなのためにアシストしていきたいです」

 

吉田唯斗(政経2=学校法人石川)

――昨年度のインカレを振り返っていかがですか。

 「昨年度はタンデムスプリントで3位になることができて良かったんですけど1キロの方では思うようなタイムが出なかったので、タンデムでもチームスプリントでもしっかりいいタイムを出しつつ、個人の1キロでもしっかり順位を上げていきたいです」

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「僕は最近あまり調子が良くなかったのですが、レースや合宿を重ねるごとに少しずつ上がってきているのを実感しているので、この調子で頑張ります」

 

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「今年は総合優勝を目指して、団体でも個人でも、どちらも全力で取り組みます。必ず3位以内に入るという気持ちで頑張ります」

 

海老島卓弥(政経1=浦和北)

――インカレを控えた今のお気持ちはいかがですか。

 「1年目なので、やはりどういう大会なのかあまり実感が湧かず、不安な部分が多いです。また、先輩たちと一緒に大学の総合優勝を狙っているので、自分の走りでミスしてしまうことのないようにと、少しプレッシャーを感じます。」

 

――競技面で高校との違いは感じますか。

 「大学に入ってからは、団体種目だとコンマ1秒を争う、そういうハイレベルな戦いです。高校はどちらかというと1、2秒と、大きな差がありました。そこは大学との違いかなと思います」

 

――チーム練習の調子はいかがですか。

 「トラックの練習で一緒に、普段から4人で走っています。ペースの感覚をつかんだり、室内練習でも一緒にやっていて、コンディションを高め合っています」

 

――具体的な目標と意気込みをお願いします。

 「自分の中ではチーム・パーシュートで勝ちたいという思いが強いです。目標としては優勝です。1年生なので緊張もありますが、自分の全力を出してチーム・パーシュート優勝と、大学総合優勝を目指して頑張ります」

 

鈴木澪(政経1=松山学院)

――競技において大学の印象はありますか。

 「自分が考えるには、高校の頃とそこまでキツさは変わらないなというイメージです。ただ、距離が長いです。高校の頃は逃げたらすぐにけん制がかかるレースが多かったのですが、それが大学にはなく、自分が逃げたら集団がすぐに追い始めるようなレースが多いです」

 

――ロードにもエントリーされていますが、そちらはいかがですか。

 「高校時代は70キロだったのですが、今回は170キロと長いです。最初の逃げに明治のメンバーが乗っていなかったら、これを追うための集団を引くのが明治になってしまいます。そうならないために、自分が逃げに最初に乗るとか、そういうアシストができたらなと思っています」

 

――チームの雰囲気はいかがですか。

 「先輩はみんな優しくて、後輩から(意見を)言うのにも全く怒らないんです。わいわいやっているほんわかした雰囲気ではあるんですけど、練習になったらみんな空気が変わります。めりはりがはっきりしているというイメージです」

 

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「絶対に表彰台に乗るので、応援よろしくお願いします」

 

本田音輝(営1=松山工業)

――今年度これまでの活動を振り返っていかがですか。

 「入学してすぐにヘルニアになってしまい、ずっと思うような練習ができていませんでした。最近は復活してインカレも出られるようになり、合宿も参加できるようになって調子も戻ってきているので、頑張りたいと思っています」

 

――持久力や筋力に上げるための工夫はありますか。

 「短距離ですけど、中距離の練習メニューを取り入れて持久力を上げたり、ヘルニアでウエイトができない分、自重を増やして筋力アップをしています」

 

――大学生活において苦労はありますか。

 「高校は授業と練習する時間がみんな決まっていました。しかし、大学は履修によってみんなの時間が変わってくるので、個人練習が大切になってくるのですが、そこの時間の取り方に苦戦したなと思っています」

 

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「今年はトラック班が、もっと総合ポイントに絡めるようにして、チームに貢献できたらいいと思っています」

 

――5選手とも、ありがとうございました!

 

◆文部科学大臣杯 第78回全日本大学対抗選手権◆

トラック:8月25日~27日(TIPSTAR DOME CHIBA 250m)

ロード:9月3日(長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周13.4km)