
桐蔭横浜大に対し逆転を許し、無念の敗北/関東学生1部リーグ戦
1点差に泣く結果となった。前半15分に熊取谷のゴールで先制に成功するも、前半終了間際に連続で失点。後半に入り、再びゴールを奪われた。明大は86分に得点し、追い上げを図るもここで試合終了。佐藤恵を欠いた明大の初戦は、最終スコア2―3で敗戦した。
連勝で迎えた今節は、八幡山では4-3の打ち合いとなった桐蔭横浜大との一戦。前半が開始すると得意のハイプレスから明大が押し込む展開が続いた。前半15分、背番号10番を譲り受けた太田がロングボールを収めると、そのボールを受けた熊取谷が右隅にシュートを流し込み先制。その後は19分、29分と太田と藤森の連携でクロスからのチャンスをつくるも得点を奪うことは出来なかった。すると30分に右サイドを突破され失点してしまう。「カウンターのリスク管理を徹底しなければいけなかった」(多久島)。追い付かれた明大だったが、負けじと攻撃を続けゴールに迫る。ところが前半終了間際、桐蔭横浜大のカウンターを受けさらに失点、逆転を許し試合を折り返した。
(写真:得点後、佐藤恵のパフォーマンスを披露する熊取谷)
後半は桐蔭横浜大にボールを支配される展開に。明大は54分、61分とピンチを招くも岡の好守備、上林のセーブでしのぎきる。しかし83分にセットプレーから失点し追加点を許す。点差が広がり焦る明大だが86分、新エースがその流れを変えた。太田からボールを受けた中村はGKをかわし、無人のゴールに流し込み点差を1点差に縮める。「(中村は)最後に点を取ってくれるので残した」(栗田大輔監督)と語る監督の期待に応えた。中村の3試合連続ゴールで流れを取り戻した明大は果敢に追い上げ、ゴールに迫る。しかしゴールネットを揺らすにはあと一歩届かず、2-3で敗戦となった。
(写真:新10番を背負う太田)
次節は東海大戦。東海大戦を終えると試合は一時中断となる。「絶対に勝ち点3をとって、 いい次のスタートにつながるように頑張りたい」(太田)と次節に意気込む姿勢が見受けられた。全日本大学選手権出場に向け勝ち点3は必須だ。佐藤恵を欠いた明大だが新10番太田と新エース中村の躍動を期待したい。
[岩田英佑]
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