成田、工藤が全国へ!/東日本学生個人体重別選手権

2023.07.30

 快晴の中開催された東日本学生個人体重別選手権。85キロ未満級の成田花道(政経4=鳥取城北)がベスト8、100キロ未満級の工藤晃太(政経1=平館)が敗者復活戦から勝ち上がり全国学生個人体重別選手権(以下、全日本)への切符を手にした。

 

◆7・30 第50回東日本学生個人体重別選手権(靖国神社相撲場)

▼85キロ未満級

 成田――ベスト8

▼100キロ未満級

 工藤――3回戦敗退

▼115キロ未満級

 小坂、甲斐――2回戦敗退

 斎藤、柴田――3回戦敗退

▼135キロ未満級

 美麗、堀内、酒井、田村、西原――1回戦敗退

 ※この結果、成田、工藤(敗者復活戦により)の2人が全国学生個人体重別選手権出場決定

 

 全日本への出場権を懸けた今大会、成田は「今年に入って相撲を4回ほどしか取っていない」と、稽古不足の不安が残る中、堂々の相撲を披露した。足を取り組み中につるというアクシデントに見舞われながらも、落ち着いた取り組みで接戦を制し全日本への出場を決めた。昨年3位入賞を果たした全日本の舞台、今年度は優勝に焦点を定め奮起する。

 

 初の体重別選手権への出場となった工藤。3回戦で敗北を喫するも、敗者復活戦で2戦とも勝利を収めた。全日本への出場権懸かった敗者復活戦の2戦目「相手が小さく、下から潜ってくる中で我慢し、最後に得意の左からの投げで仕留められた」と上手投げを決め、見事勝利。満足のいく取り組みで全日本への切符を手にした。「ベスト8や3位に入りたかった」と、悔しさも残るものの1年生ながら全国の舞台へと駒を進めた。初の全国の舞台で3位入賞を目指す。

 

 115キロ未満級では斎藤晃良(商3=秋田北鷹)、柴田林太(政経1=秋田北鷹)が敗者復活戦まで残ったものの惜しくも敗退し、全日本への出場はかなわず。135キロ未満級では5選手とも初戦敗退と悔しさが残る結果となった。

 

 今大会万全ではなかった成田、「もう一つ相撲を広げていかないといけないのかなと思った」(工藤)と、まだまだ伸びしろのある両選手。9月に行われる全日本でも明大らしい取り組みで勝ち上がることに期待したい。

 

[伊原遼太朗]

  

成田

――今日の試合どのような気持ちで臨みましたか。

 「去年の大会3位だったので、まず全国に出場できるように、ベスト8に残れるように臨みました」

 

――全日本に向けていかがですか。

 「全日本は去年3位だったのでまず3位に入れるようにしたいです」

 

工藤

――今日の試合に向けて強化してきたことは何ですか。

 「筋トレをして、できる限り筋力アップをしました。自分の相撲で少しでも勝てるように稽古してきました」

 

――全日本に向けていかがですか。

 「一つでも多く勝ち、3位以上に入賞できるように頑張ります」