
終盤追い上げるも及ばず 東大相手に大敗喫する/関東学生リーグ戦
真夏の到来を感じさせる強い日差しが照りつける中、行われた東大戦。初戦を落とし、リーグ戦初勝利を目指す明大は開始早々に先制に成功。しかし、東大の細かいパス回しや強烈なロングシュートに守備陣が翻弄(ほんろう)され、まさかの10失点。ファイナル4進出に向けて、手痛い敗戦となった。
◆7・9〜12・24 第35回関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
▼7・30 対東大戦(東京大学本郷キャンパス)
明大5{2―3、0―2、1―3、2―2}10東大○
白星の欲しい明大は第1Qから積極的にボールを前線に集めゴールに迫っていく。すると試合開始早々、ゴール裏から抜け出したA T(アタッカー)不破直斗(政経4=伊奈学園)が相手の一瞬のスキをつき、シュートを放つ。これが決まり明大に待望の先制点をもたらした。勢いに乗っていきたい明大だったが、ここから東大のアグレッシブな攻撃に押し込まれる展開に。「ゲームプランとして予定していたものが第1Qでうまくいかなくなってしまった」(市川凛太郎・営3=成蹊)。東大の素早いパス回しや、意表をつく強烈なロングシュートなどで3連続失点。2点のリードを許してしまう。第1Q終了間際に、フェイスオフからの速攻で1点を返すも、第2Qで2点を奪われ、3点ビハインドで前半を終える。
続く第3Qでも東大の攻めの時間は続く。明大はチャンスこそつくるも相手の人数をかけた強固なディフェンスに阻まれ、ゴールを奪えずに自陣に押し込まれていく。なんとか打開したい明大はG(ゴーリー)今井雄太(文3=日出学園)からのロングボールからカウンターを開始。最後はA T丹賀澤和幸(法4=県立守山)が冷静に決め1点を返した。試合終盤に2点を返し、一矢報いるも反撃はここまで。「ゲーム序盤からチーム自体が調子に乗れず、実力差がそのまま点差に出た」(今井)。試合を自分たちでコントロールすることができず、悔しい結果となった。
リーグ戦連敗スタートとなったH U S K I E S。ここから合宿での練習を挟んだ後に、再びリーグ戦が始まっていく。「オフェンス時間とディフェンス時間の流れを見て、どのように攻めていくかチーム内で話し合って、次戦以降勝ちへつなげていく」(不破)。昨年度もリーグ戦序盤は勝ち星を拾えずに苦しんだが、試合を重ねていくごとにチーム力が上がっていき、全日本大学選手権決勝の舞台へと上り詰めた。昨冬の借りを返すため、再びあの舞台へ。紫紺のプライドを懸けた逆襲が始まる。
[冨川航平]
試合後のコメント
不破
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「ゾーンディフェンスをやっていましたが、それがうまく相手にはまらずに、最初に点を多く取られてしまったのが結構痛かったなと思っています。オフェンスとしては僕自身最初に2点をとることができたのですが、その波に乗り切れなかった。そこの得点力不足が課題かなと思いました」
市川
――今日の試合で苦戦した点はありましたか。
「相手のオフェンスの遠いレンジからのシュートが結構決まってしまったので、そこのシュート力というところには結構悩まされました」
今井
――次戦以降ヘ向けての意気込みをお願いします。
「後がないので、個人として活躍することはもちろんですが、まずチームが勝たなくては始まらないというか、入れ替え戦も見えてきてしまうので、これから合宿もあるので、次戦以降へ向けて、全員で技術を上げていければなと思います」
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