
昇段審査 安藤が一級に合格/合気道部昇段審査
7月12日、合気道部の前期練習最終日に一級審査が行われた。他の部員が見守る中、師範の目の前で演武を披露。見事に合格をつかみ取り一級昇段を果たした。
今回一級審査を受けたのは安藤遼大(情コミ2=横浜翠嵐)。合気道には全部で五級から一級、初段から八段までの階級と段位がある。昇段審査では、一級取得のための指定された技を師範の前でチェックしてもらい、師範から認定を頂いたら合格になるという形式だ。大学から合気の道へと進んだ安藤は1年次春から週5回ほどの稽古を経て、ようやく一級への挑戦権を得た。
厳かな空気の中始まった昇段審査。「緊張していたけれど、いつも通りできれば大丈夫だろうという気持ちがあった」。特に、相手を腰に乗せて投げる『腰投げ』には力を入れて取り組み審査当日を迎えた。審査では立ち技、座り技、半身半立ち技などの審査を40分にわたって実施。2人の師範がまなざしを向ける中、安藤は堂々たる演武を見せた。「正直不安だった」と振り返ったものの稽古を継続してきた努力が実を結び、採点の結果は無事に昇段。これで晴れて一級の仲間入りを果たした。
(写真:演武をする安藤(右))
「先生方からは腰投げは褒められたが、今後改善すべき点もたくさん指摘された」と高評と不評の成長材料があった中、これにて前期の活動は終了。「もちろん次は初段を目指す。初段を目指して質のいい稽古を心掛けたい」と安藤は気を緩めずさらなる高みを見定めていた。束の間の夏休みの後、部の稽古は合宿前から再始動をする。次のステップへと飛躍をするために、持ち帰った収穫を次の稽古で生かすことで、さらに腕を磨いていくだろう。
[石田聖]
審査後のコメント
安藤
――審査を迎えるまでにどのような準備をしてきましたか。また苦労はありましたか。
「腰投げが苦手なのでそこを重点的に準備しました。腰投げは他の技に比べると失敗したときが少し危険なので苦労しました」
――前期の活動を振り返っていかがでしたか。
「4月の新歓で頑張って新入部員を集めたかいがあって、人が増えた合気道部は楽しかったです。特に今年度から自分が教える立場、見られる立場になるのが新鮮で緊張感がありました」
――夏休みをどのように過ごしたいですか。
「夏休みも毎日は厳しいかもしれませんがトレーニングを行って、次の稽古を最高のコンディションで行えるようにしたいです」
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