佐藤恵 独1部クラブ加入内定/ヴェルダー・ブレーメン加入契約締結記者会見

2023.07.20

 7月20日、明大紫紺館にて佐藤恵允(文4=実践学園)の入団記者会見が行われた。会場には多くのメディアも出席。会見では、異例とも言える海外挑戦への決意を語った。

 

 明大サッカー部は7月18日、佐藤恵がドイツ1部ヴェルダー・ブレーメンに加入することを発表した。昨季から明大の10番を背負い、パリ五輪世代のU―22日本代表では攻撃の核を担う佐藤恵。決定力と縦への推進力、前線からの献身的な守備を兼ね備えたアタッカーだ。一般的には、Jリーグを経由してから海外へとステップアップをする大卒選手が多くを占めている。そんな中、大学在学中に5大リーグ所属チームからのオファーに応じるという異例の決断を下し、己の道を切り開いた。7月末をもって明大サッカー部を退部し、ドイツでプロのキャリアをスタートさせる。


(写真:会見中笑みを浮かべる佐藤恵)


 ドイツ1部・ブンデスリーガに所属をするヴェルダー・ブレーメン。かつては奥寺康彦氏や大迫勇也(現・ヴィッセル神戸)が在籍しており、日本人にとってもなじみ深いチームだ。クレベースフリッツ監督は「この度、佐藤恵允をヴェルダー・ブレーメンに迎えることができ、大変うれしく思う。我々は日本代表での彼のパフォーマンスに注目し、ずっと追いかけてきた。恵允がクラブの力になってくれることを確信している」と大きな期待を込めたコメントを寄せた。


(写真:記念撮影に応じる佐藤恵)


 「自分1人の力では成し遂げられなかったもので、学校関係者や、栗田監督を始めとするサッカー部のスタッフ、部員など様々な人の支えがあっての加入だと思うので、まずそこに感謝の気持ちを持ってドイツで挑戦していきたい」(佐藤恵)。『明治発、世界へ』をスローガンとして掲げる明大サッカー部。言葉どおり明大から世界へと羽ばたいていく佐藤恵の今後に注目だ。

[石田聖]

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