青学大に快勝 日本一へ好発進/関東学生リーグ戦

 今季リーグ戦初戦となる青学大戦。第1Q(クオーター)では相手ディフェンスに阻まれ苦しい展開が続いたものの、第2Qでは一挙5得点を挙げる。試合の主導権を握った明大は流れをそのままに見事勝利を収めた。 

 

◆7・9〜12・24 第35回関東学生リーグ戦(大井ホッケー場メインピッチ他) 

▼7・15 対青学大戦(江戸川区臨海球技場) 

〇明大13{2ー1、5ー0、3ー1、3ー0}2青学大

 

 チーム力が光った試合だった。第1Qでは相手の粘り強い守備に苦しみながらもAT(アタッカー)柳井華(農4=東京大教育学部付)の鋭いショットで先制。さらに正確なパス回しからMD(ミディー)熊谷和花(商3=多摩)のショットがさく裂。「周りが繋いでくれたから決められた」(熊谷)。序盤から巧みな連携を見せ、試合は明大ペースに。第2QではMD高橋奈々子(営4=湘南)が素早い動きでゴールを決めると、勢いづいた明大は相手のミスをものにし得点重ね、一挙5得点。「前半で引き離すことができたのが勝因」(古川真愛主将・農4=町田)。7―1とリードした状況で前半戦を終えた。

 

 6点リードで迎えた後半戦。「相手の守り方に対して自分たちの攻め方ができていなかった。まずは一対一をつくるということを話しました」(田村葵・農3=大和)とハーフタイムで課題を見つけ、さらなる攻撃を仕掛けた。第3Qには田村の持ち前のフットワークを生かした鋭いパスからの得点に加え、ロングパスからAT吉田真裕子(農3=菊里)もゴールを奪うなど多彩な攻撃パターンで一気に相手を突き放した。パスの乱れから失点を許したもののその後は落ち着いたプレーで相手に試合の主導権を握らせなかった。

 

 「スローガンにI willを掲げていて、自分がやる、自分がチームを勝たせるという強い思いを持つことが今年のチームカラー」(古川)とチーム一丸となって目指すは日本一。次戦の中大戦も明大らしいプレーでこの勢いのまま勝利を収めることに期待したい。

 

[伊原遼太朗] 

 

試合後のコメント 

古川主将

――初戦の意気込みについて教えてください。 

 「まだ試合慣れできていない部分もあって、ワクワクもあり不安もありで臨んだのですが、私たちのやってきたことと青学戦に向けて対策してきたところもあって絶対1勝は取りたいと思って臨みました」 

 

――今季目指すところを教えてください。

 「今年は日本一です。昨年負けた慶應大学がいるので慶應を倒して立教、日体大も倒して日本一を取ることが目標になっています」

 

熊谷

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「最初はベンチから見ていて緊迫した感じで相手の勢いもすごかったです。序盤からフリーシュートが2回あったのですがG(ゴーリー)村田知沙都(政経3=東京女学館)が止めてくれて流れがこちらに向いたという感じがしました」 

 

――次戦への意気込みをお願いします。 

 「次の試合も点を決め、ドローで流れをつくって勝利できるように頑張りたいです」 

 

田村

――得点した瞬間を振り返っていかがですか。 

 「練習でディフェンスの間を狙うっていうのをよくやっていたのですが、ディフェンスの間をうまく利用できたかなというところでシュートシーンにつながったと思います」 

 

――今年度のチームの特徴はいかがですか。 

 「今年のチームの特徴はオフェンスが全員で得点が取れる、誰が入っても得点できるというのが強みかなと思います」