岩井が優勝 インカレに向けて視界良好/東日本学生春季選手権

2023.07.01

 大会3日目は明大から5人の選手が登場した。中でも活躍が光ったのは男子グレコローマンスタイル87キロ級に出場した岩井知史(文3=前橋西)。決勝では強敵相手に見事フォール勝ちを収め、全日本学生選手権(以下、インカレ)に向けて弾みをつける結果となった。

 

◆6・26~28 東日本学生春季選手権(駒沢体育館)

[男子グレコローマンスタイル]

▼87キロ級

岩井――1位

[男子フリースタイル]

▼61キロ級

塚田――1回戦敗退

▼65キロ級

伊藤――準々決勝敗退

▼74キロ級

小山田――準々決勝敗退

▼92キロ級

槇井――3位

 

 大会はついに最終日を迎えた。準決勝から登場した岩井。1点ビハインドで第1を終えたが、第2に入ってからパッシブで点、4分10秒にはローリングで計4点を追加した。その後はリードを守り切り、決勝へ。「余裕を持ってできた」。いい流れで迎えた決勝戦。相手は強敵・目黒(国士大)だった。「組まないでどうやって勝つかを意識した」。対策を練り、勝負に臨んだが開始20秒過ぎに2点を取られる。だがすぐさま1点を返し、2分10秒には2点技を決め、そのままローリングへ持ち込んだ。第1は6―2で終了し、岩井が優位な状況で第2へ突入。相手が猛攻を仕掛けるも何とか耐えしのぐ。4分50秒には押し出し、残り15秒のところで4点技を決めリードをさらに広げた。最後は抑え込み、フォール勝ち。見事優勝を果たした。

 

 3日間にかけて行われた今大会。岩井個人は優勝を飾ったものの、明大全体的には結果に満足していない選手も多く、課題が残る大会となった。次なる大会は8月のインカレ。「1年生の時は3位だったので、それ以上の順位を目指したい」(岩井)。明大レスリング部にとって勝負の夏が始まる。

 

[末吉祐貴]

 

試合後のコメント

岩井

――2試合目を振り返ってみていかがですか。

 「グラウンドがいい感じに返せたので、あまり悪いところはなかったです」

 

――インカレに向けて強化したい点を教えてください。

 「組み手も(組まないようにしても)組まれてしまう時があるので、もっと意識したいです。あとは最後疲れてしまうので、体力(を強化したい)です」