
上半期の集大成東インカレ開幕 初日表彰台入り逃す/東日本大学対抗選手権
5月の全日本学生個人選手権(以下、学生個人)の結果を受け、高順位が見込まれる明大。しかし、初日は辛酸をなめる結果となった。表彰台入りを期待された深見健(政経2=安曇川)は、3月からの連戦で調整不足により4位に沈む。61キロ級の2選手も記録を伸ばすことができず、苦しいスタートとなった。
◆6・30~7・2 第51回東日本大学対抗選手権(日大生物資源科学部体育館)
▼55キロ級
4位 深見(S95 J115 T220)
8位 深田(S85 J102 T187)
▼61キロ級
5位 坂口颯(S98 J126 T224)
8位 森本(S98 J120 T218)
※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル
今シーズン初の団体戦である東日本大学対抗選手権(以下、東インカレ)が開幕。55キロ級の深田幸暉(農4=埼玉栄)は、スナッチの試技1回目、学生個人と同重量の85キロを成功。ジャークも学生個人の記録を更新する102キロを挙上し、笑顔を見せた。一方深見は「連戦で補強があまりできていなかった」と準備不足を不安視していた。得意のスナッチでは、調子がすぐれない中でも確実に95キロを成功させ、2位につける。ジャークは「スクワットができておらず、立ちの動作がかなり重かった」と1回目の115キロの成功にとどまり、トータル重量で4位。悔しさをにじませた。
61キロ級の坂口颯基(政経4=須磨友が丘)はスナッチで95キロを安定して成功させるも3キロ上げた98キロは失敗。同重量で挑んだ3回目の試技は成功し、持ち前の修正力を発揮した。ジャークも2回目のミスを、3回目同重量で成功させカバー。学生個人と同じく安定した試技を見せた。森本凌功(営2=紀北農芸)はスナッチで前回記録から7キロ上の98キロを成功。ジャークも記録を落とすことなくトータル重量記録を伸ばし、成長を感じさせる試技だった。
記録の伸びは見られたものの、まさかの表彰台入りが0人となってしまった東インカレ1日目。『団体3位』の目標は死守したい明大、巻き返しに期待だ。
[杉田凜]
試合後のコメント
深見
――55キロ級では数多くの選手が台頭してきていますがどのように感じていますか。
「今回優勝した米満(法大)とかは、今まで勝つことができていましたがだんだんと伸びてきて今の自己ベストでもかなわなくなってきたので、より自分も頑張っていきたいと思います」
――2日目以降の注目選手を教えてください。
「同期の相馬来輝(政経2=柴田)ですね。結構1年の頃は苦戦していましたが今結構調子がいいみたいなので、頑張ってほしいと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「ジャークの方は課題が明確に見えているので、とりあえず補強系を頑張って伸ばしていきます。スナッチはまだいろいろ考え中でうまくいってないので、これからしばらく大会もないので自分に合うフォームを見つけて、全日本大学対抗選手権で優勝できるように頑張っていきたいと思います」
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