開幕戦で明学大に勝利 3回戦へ/東日本大学選手権

2023.06.22

 東日本の大学一を決める東日本大学選手権(以下、東日本インカレ)が開幕。第1セットはデュースに持ち込まれてしまうも、無事先取しストレート勝ちで3回戦へと駒を進めた。目標とする優勝へ向け、一歩前進した。

 

◆6・21~・24 第42回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)

▼6・21 対明学大戦(会場名非公開)

◯明大3{312925132522}0明学大

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大付属中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)

 

3セット目

OP坂本⇄OP西崎康真(文4=清風)

 

 2回戦から登場した明大の相手は関東2部リーグ所属の明学大だ。先取したい第1セット。序盤から連続得点を許してしまい、明学大を追う展開となる。岡本のサーブがネットインし、サービスエースに。24―23でセットポイントを握るも、ここからが長かった。サーブのミスが目立ち、なかなかブレークできない状況が続く。坂本の力強いサーブで相手を崩し、岡本がスパイクを打ち切って31―29でセットを死守した。

 

 「サイドアウトを取れていたかどうか」(武田)がセットの内容を分けた。第1セットとは打って変わり、第2セットは終始明大ペースとなった。序盤に金田が気持ち良くBクイックを決め、チームを勢いづける。ネット際のボールを岡本が押し込み、これで13―7に。タイムアウト明けも明大の勢いは止まらず、7連続得点を果たし18―7まで相手を引き離した。明日からの戦いを見据え、次々に選手を替える明大。澤口将太郎(法4=札幌藻岩)が投入されてすぐスパイクを決めるなど、途中出場のメンバーも多く活躍を見せる。危なげなくこのセットを奪い、第3セットへ臨んだ。このままストレートで勝負を決めたい明大。中盤まではサイドアウトを取り合う展開に。西崎のサーブがコーナーぎりぎりのノータッチエースとなり、セットカウントを21―16にする。最後は山田美雄(政経2=東福岡)のブロード攻撃が決まり、25―20で試合終了。ベンチメンバーも含めた全員で勝利を勝ち取り、3回戦進出を果たした。

 

 目標の優勝に向け、まずは一勝。「立ち上がりと、サイドアウトを確実に返せるようにならないと勝てない」(黒澤)。トーナメントである今大会では一度も負けることは許されない。見つかった改善点を修正し、次の戦いでも勝利を手に入れる。

 

[上原朋子]

 

試合後のコメント

武田

――試合を振り返ってみていかがですか。

 「ちょっと嫌な雰囲気だったなと思います。2セット目みたいな形を全部のセットでやるつもりだったので、まだ準備不足なのもあるし入りが甘かったなと思います」

 

岡本

――次戦に向けての改善点は何ですか。

 「主将の武田さんも試合前からずっと言ってたんですけど、試合に臨む雰囲気というのがまだ緩かったり、戦う姿勢というのがしっかりできてなかったと思います。明日以後試合では入る前から雰囲気づくりを意識して試合に入りたいです

 

黒澤

――東日本インカレまでに集中的に練習してきたことは何ですか。

 「やっぱり期間がそんなあったわけではないので、チームとしての練習ならブロックからレシーブへのつながりの練習をしました」